2020年03月31日

NSR-ICBM(R)納品


アイファクトリー様分 NSR-ICBM(R)です。
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NSRのICBM(R)ご依頼がだんだん増えていますね。やはりもう純正新品が手に入らないので、再メッキができないとなるとICBM(R) しか方法がない、というのが現状です。

それにしてもあのアイファクトリー様からICBM(R)のご依頼がいただけるようになるとは。なんというかiBの技術もほんとうに多方面から信頼していただけるようになっているんだな、と実感します。

ICBM(R)はアルミシリンダーであれば、なんにでもできます。2スト・4スト・純正STDサイズ・オーバーサイズ・ボアアップ(肉厚が十分とれれば)・もともと鋳鉄スリーブのもの・もともとアルミメッキのもの。

あらゆるシリンダーをシリンダーとして理想的なアルミメッキスリーブにして再生することができるんです。

その肉厚の件もいま7N01素材での実験をしていますので、これがうまくいけば鋳鉄並みの薄肉アルミスリーブも製作可能になります。そうなると本当にあらゆるシリンダーに対応可能ということになると思います。

iBは技術開発が大好きです。というか、お問い合わせに
「それはできないんです。」
と答えるのが悔しいんです。
それで、なんとかならないかと考えていると、いろんなことがなんとかなります。ラビリ(R)もICBM(R) もそうして産まれました。
posted by sotaro at 09:40| 埼玉 ☔| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月30日

Web SHERPA更新!

Web SHERPA更新!
iB Lady New Costume 2020 発表!!
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https://www.ibg.co.jp/web_sherpa/pg2629366.html

IB 広報WEB MAGAZINE "WEB SHERPA"を更新しました。
今回は2020年用のIB LADY レースクイーンコスチュームができあがったので、
その発表についてのお話を枕に、「大量生産と個性」というようなことをお話ししてみました。

ぜひチェックしてみてください。

posted by sotaro at 12:33| 埼玉 ☔| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月26日

Heritage & Legends誌 Vol.11

2020年5月号明日発売です!
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今回も「カスタム見なおしメソッド」特集の中でiBが誇るZ2/Z1-ICBMR をご紹介いただいてます。
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そして、月岡さんのZ1000LTDもついにICBMR 化やらせてもらいました!もう詳しくご紹介いただいちゃってますよ!
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KKURUMIさんはこちらの広告でも大活躍!
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ぜひ下記からお買いあげくださいね!
https://handl-mag.com
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iB Lady KKURUMI in 2020 NEW COSTUME!

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KKURUMIさんは毎日iBで仕事をしているんですよ。

逢ってみたい方はICBM(R)やLABYRI(R)のご依頼を持って
iBまで来てくださいね。
KKURUMIさんが喜びます。(^o^)

ちなみにご自宅から直接バイクでiBまで来ていただきICBM(R)を依頼時にKKURUMIさんと濃厚接触するという行動には新型ウィルス感染の恐れはありません。お気兼ねなくどうぞ!
(ただし通常こんな格好はしておりません。ご了承ください。)
posted by sotaro at 05:36| 埼玉 ☔| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

H2-ICBMR 納品!

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ノイズのないエンジンを造ることができ、しかもその状態が永遠のように持続すると大好評のH2-ICBMR 。
今月は合わせて4台分のH2-ICBMR のご依頼をいただいています。
画像はスピード・ワン様分です。

最初のヘッド画像をご覧ください。燃焼室形状を現代的なものに変更してあります。この燃焼室は2ストロークマガジン後藤編集長が2020年3月1日にあの富士スピードウェイを推定最高時速225kmで走行したものと同じ形状・容積に仕上げてあります。H2-ICBMR シリンダー をご採用のかたに強くお勧めしたいヘッド加工です。

また、小さい穴が二箇所づつシリンダーとヘッドに開けてあるのも見えると思います。ノック穴です。
マッハのヘッド・シリンダーにはノックがなく、通常の組み付けではシリンダーとヘッドの中心を合わせて組むことができず、これもデメリットが大きいことがわかっています。傾いて搭載されたシリンダーの上にヘッドを載せるとどうしても通常ヘッドが下側にずれて固定されてしまいますが、ノックがあれば正確に同芯を保ってヘッドを搭載できます。

今度の日曜日(3/29)も筑波LOCに後藤編集長がH2-ICBMR で出場し、貴重なデータを提供していただけると思います。
iBは様々な機会を通じてICBMR の可能性を試しています。そしてそこから得られる知見を製品に反映しています。
旧いエンジンが抱えている問題点をひとつひとつ現代の技術で改善し、現代のエンジンに比肩するような耐久性と性能を旧いエンジンに与えていきます。これがiBが提唱する「モダナイズ」コンセプトです。

ここでご紹介した加工はすべてH2オーナーさまのご要望があれば提供できる技術です。
お気軽にお問い合わせください。

https://www.ibg.co.jp/icbm/
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2020年03月25日

ヤングマシン誌 2020/5 別冊付録「直4最前線」

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巻頭の記事はやはり川重のさんのZ2/Z1リバイバルヘッドのお話。

その中にiBのZ2/Z1-ICBMRRについても触れていただいています。ありがたいです。
1000台があっという間に売り切れたというリバイバルヘッド。

エンジンをオーバーホールするとなれば、ヘッドだけでなく当然シリンダーやクランクにも手を入れることでしょう。
その際にはぜひぜひICBMR をご採用ください。川重さんが現代の技術で型から再生した新品のヘッドに対してシリンダーは当然アルミメッキスリーブ採用のICBMRでないと釣り合いが取れませんよね。

40年以上を経過した純正鋳鉄スリーブはもう持ちません。シリンダーの中で鋳鉄スリーブが遊んでしまっているのはZ乗りならもう常識ですよね。それは鋳鉄とアルミでは膨張率に約2倍の差があることが根本的な原因です。

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全てがアルミになってシリンダーと膨張率の差がなくなるアルミスリーブならシリンダーが遊ぶなどということは起こりようがありません。
さらに圧倒的な耐久性を誇り・軽量で・放熱性に優れ・滑りが良く・焼きつきにくく・さらに仮に放置しても錆びないという理想的なシリンダーになります。
リバイバルヘッドにとってはICBMR が最高の相棒になりますよ❣️
Z2/Z1リバイバルヘッドキャンペーン
posted by sotaro at 12:37| 埼玉 ☔| Comment(0) | 雑誌掲載 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月21日

iBはいまYouTubeに力を入れています。

下記からiBの動画をご覧ください。


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YouTube
posted by sotaro at 13:56| 埼玉 ☔| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年02月27日

スムーズなエンジンという理想

昨日もお近くのGPクラフトさんにKH400-ICBM(R)を納品させていただきました。

H1/H2のICBM(R)は大好評をいただいています。KH400などのミドルトリプルについても同じように評価していただけるようになってきました。
もうみなさんご存知のようにトリプルのエンジンはどれもポートが大きく、ピストン リングやピストンスカートがポート内に飛び込んでしまって異常摩耗を起こします。それに対してポートに柱を立てたICBM(R)はその欠点を完璧にカバーすることができるというのが高評価の理由です。

静かに・スムーズに回るようになったICBM(R)採用のエンジンはその状態がほぼ永遠に続きます。物凄い硬度のメッキのおかげです。慣らし運転が終わる頃には音が出始めてしまう、などというトリプルの伝説とは無縁になるんです。

トリプルのエンジンはジャンジャン・キンキンと音が出るのが当たり前でそういうものだと思って乗ってらっしゃるオーナーさんも多いとか。
中にはICBM(R)採用のエンジン音を聞いて、これでは寂しい、「カワサキらしくない」などとおっしゃる方もいるそうです。

でも、この音がどうして発生しているのかをちょっと考えていただきたいんです。
例えばリングが柱のないポートにはみ出してしまいます。そして、それが綺麗に押し戻されればジャンジャンなどという音はするはずがないのですが、リングが内径側にうまく押し戻されずにポートの淵に当たって、叩かれながら回っているんですよ。
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異常摩耗が見られる350ssシリンダーのINTAKEポート。

当然その時にリングも痛みますし、ポートの側も削り取られていきます。ちょっと走ったトリプルシリンダーのポートの上下にはすぐにそれとわかる傷がつき、摩耗が始まっていきます。こんなひどい回転抵抗がエンジンの中で起こっていいはずがないではないですか!

翻ってiB得意のプラトーホーニングのことを考えてみたいと思います。
今ではすっかりおなじみになったプラトーホーニングはその名の通り、リングが摺動する面(高原部分)では通常のホーニングの1/10ほどの滑らかさに仕上げられています。
一方でその分のオイル保持を可能にするために谷の部分は通常よりも深く谷がつけられています。

このようにするためには通常1行程で終わるホーニングを谷を深くつける1行程目と高原部分を滑らかにする2行程目に分けて加工する必要があり2倍以上の工数がかかります。しかもその両方がうまい具合に粗さが出た時に内径の寸法がちょうど狙った寸法になるようにするのには、超絶テクニックが必要なのがお分かりいただけるかと思います。
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GPクラフト様向けKH400-ICBM(R)納品書添付のプラトー成績書

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通常のホーニングではこのようにピストンが摺動する面(上側)も尖った形にホーニングされます。

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プラトーホーニングでは谷はしっかりと深くピストンが摺動する面は通常の1/10ほどの滑らかさに仕上げます。

そうまでしてどうしてプラトーホーニングを実施するのか。それは「滑らかな・スムーズなエンジンを作るため」その一言に尽きます。
抵抗が少なく、スムーズに回るエンジン。それはエンジンの理想でしょう。パワーが出ることも大事ですが、せっかく発生したパワーがエンジンの外部に伝わる前にエンジン内で無駄な抵抗やうるさいノイズと化して消えていったのでは何の意味があるのかわかりません。
2ストエンジンにせっかく巨大なポートを与えてもそこがパワーを食ってしまうのだったら、燃料が無駄に消費されるだけのうるさいエンジンにしかなりません。
おまけに壊れやすい!リングノイズやピストンスラップノイズがでている状態は焼き付きや異常摩耗の原因にしかなりません。

70年代以前から80年代後半くらいまでの2ストエンジンはトリプルばかりでなくどれもこのような問題を抱えています。大パワーを狙った大きなポートがなんとクランク軸に直角な方向に大きな口を開けています。本来そこはピストンの首振りを抑え、ピストンをスムーズに往復運動させるためのシリンダー内壁がなくてはならない場所なのに。

ですから、その位置、すなわちシリンダーの前後方向の真正面・IN/EXポートのド真ん中に柱を立てるというICBM(R)の手法は極めて真っ当な2ストロークエンジンの根本原理に適った改善手法なんです。このように有効なやり方は他には2つとありえない手法だと言っていいでしょう。

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同じくGPクラフト様向けKH400-ICBM(R)の内径ポート。EXポートには柱が建てられピストンをしっかりと受け止めます。
柱には0.08mmほどの深さに逃し加工がマシニングセンターで入れられ、手仕上げで滑らかに仕上げられています。
ポート面取りやプラトーホーニングの滑らかさも感じ取っていただけるのではないでしょうか。

このように考えてくると、リングノイズやピストンスラップノイズをエンジンの個性と捉えてそれを好ましいもののように評価することにはそうとうな違和感を感じざるを得ないのもご理解いただけるのではないかと思いますが、いかがでしょうか。

やはりエンジンの理想は「スムーズなエンジン」だと思います。精度良く機械工学の理想に適う形に加工され丁寧に組み立てられて、
「静かに・スムーズに回る(長持ちする)エンジン」
iBは、そこにこそエンジンを愛するものにとっての理想の姿があるのだと信じています。

[REINCARNAITION]
旧いオートバイエンジンの再生を業とするiBの理想は大パワーを狙ったチューニングでも奇を衒ったカスタムでもなく、
オリジナルエンジンの良さをそのまま残して当時解決できなかった旧いエンジンの欠点だけを取り除く「モダナイズ」にあります。


posted by sotaro at 13:28| 埼玉 ☔| Comment(0) | REINCARNATION | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年02月26日

リバイバルヘッドがついにデリバリー開始ですね。

1月に売り出された噂のZ2/Z1リバイバルヘッド。
どのロットも発売当日に完売という大人気のようです。

その貴重なヘッドをモトメカニック誌栗田副編集長が入手して見せに来てくれました。
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やはり新しいヘッドは素晴らしいです。あらゆるところがよくなっています。
基本的には以前の図面そのままで何も改修などはされていません。
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ですが、この40年を超える期間の鋳造技術・素材の進化がそれを補って余りあるというこどでほんとうに全ての問題は解決されている、と僕は感じました。

フィンなんかシャキっとしていて、薄くて、ほんとうに美しいです。
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ぜひ、この新ヘッドに合わせてエンジン全体をリフレッシュしたいところですね。
それにはICBM(R)(アルミメッキスリーブ 化)が最高の選択であって、これ以上の選択肢はあり得ません。

ぜひ下記から特設サイトをご参照いただければと思います。
https://www.ibg.co.jp/Z2Z1/

よろしくお願い致します。
posted by sotaro at 10:20| 埼玉 ☔| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年01月03日

謹賀新年

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謹賀新年
みなさまのご多幸をこころよりお祈り申し上げます


iB Chief Front KKURUMI
posted by sotaro at 22:01| 埼玉 ☔| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年12月27日

良いお年をお迎えください!

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昨日で年内通常営業はおしまい、
今日は大掃除で年内の仕事は全て無事納品完了させていただきました。

今年もたいへんお世話になりありがとうございました。

iBの年末年始はカードにある通りで9連休になります。

2019年12月28日から2020年1月5日までお休み。
1月6日 月曜日は正午までの営業。
1月7日からは通常営業となります。

よろしくお願い致します。

みなさまも愉しい休日をお過ごしください。
posted by sotaro at 08:27| 埼玉 ☔| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年11月15日

(株)井上ボーリング iB の決意。

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Zのヘッドはアルミ素材の劣化に起因する多くの問題を抱えていました。
今回、KAWASAKIはそこに金型を新規に製作してまで、ヘッドの再生産をおこなうことによって、問題の解決を提案してくれたのです。

Zのシリンダーはこれまた素材の劣化ともともとのスリーブ嵌合代の問題もあり、オリジナル純正スリーブは限界を超えています。
そこにiB(株)井上ボーリングはICBMアルミメッキスリーブ化によって根本的に問題解決することを提案しています。

さらにクランクについてはコンロッドキットを開発することによって、クランクシャフトを完全修復する方法を提案したいと考えています。

このようなことによって、今Z2/Z1のエンジンは完全修復を実現できる大きなチャンスを迎えていると思います。これは、今まではできなかったことなんです。

KAWASAKIのヘッド再生産の英断にあらためて拍手を送りたいと思います。
iBとしてはこの機会に多くのかたがZ2/Z1のエンジンを良い状態にすることに取り組んでいただきたいと強く思っています。

残念なことに一般に言われることとして、Z1などの輸入・販売をする業者が外観だけをきれいにして、エンジンには手を入れないまま高額で販売してしまうということが業界の悪弊として言われることがあります。

たいへんに残念なことです。

旧いオートバイを購入するユーザーの方にもやはり高い見識を持って、良いバイクとそうでないものを見分けていただければ、と願うばかりです。
それが一番大事なことだと思います。

それが本当にできることならば、いずれは悪質な業者は淘汰されていくでしょう。しかし、道は遠いと言わざるを得ません。

それに、ユーザーにばかりその重い任をになってもらうだけでいいのでしょうか。そんなはずはありません。
本来は業者の方が変わらなくてはいけないのです。

ただ、世の常として業者が利益を最大化することに走るのを止める方法はないと思います。

では、どうすれば良いのか。

iBはこう考えています。
「手を抜いて高く売る」という商法よりももっと正しい方法で利益があがるビジネスモデルがあり、それを示せればいいのではないか。

ですよね?

でも、ほんとうにそんなことができるのでしょうか? 

論より証拠、わかりやすいように例をあげたいと思います。

iBにとある業者さんがヘッドのネジ修正やシリンダーのフィンかけばかりをご依頼になっていました。ネジ修正のついでに一応ガイドやバルブシートの状態をチェックして、「これは直さないとダメですよ!」とご提案をしても始めはまったく取り合っていただけませんでした。そしてそのヘッドの外観はきれいに再塗装がしてあります。

iBは諦めずに、その業者さんにも内燃機加工をお勧めすることをやめませんでした。それが本来の仕事ですから、当然です。
ところが、ある日ボーリングの仕事をお受けする機会がありました。その次にはヘッド加工もご依頼になりました。いまでは多くの場合はきちっとした内燃機加工をやらせていただけるようになりました。
おそらくエンドユーザーさんにも喜んでいただけたのでしょう。

また、別のZを得意とする業者さんは、以前はZの欠点であるスリーブの緩みがでたシリンダーでのボーリングのご依頼に、iBが鋳鉄スリーブ入れ替えをご提案しても、

「回り止めにイモネジを打ってでも安くボーリングでやってくれ、それでなにも問題になったことはないから!」
と聞き入れてくれませんでした。

iBはそちらからのお仕事はもう受けなくくてもいい、という覚悟で、
「回り止め加工はいっさいやりません!」とすべての業者さんに対して宣言してお断りをしてしまいました。

それから数年どうなったかと言うと、そのお客様は現在では鋳鉄スリーブ入れ替えどころか、ICBMのご依頼を繰り返し発注していただけるようになっています。



これはどちらもほんとうのことです。

つまり、そういうことなのではないでしょうか。


iBとしては地道にこのような努力を続けることが、いつか日本の旧車の世界を少しづつよくしていくことにつながるのだろう、業界を健全化できればそれだけ業界とともにiBも末永く共栄していけるはずだ、とそれを信じて仕事をしていきたいと思います。

気の長い話ですみません。(^^;;;;;;

でも、iBは今後ともこの信念に従って、優れた加工技術を業界に提供し続けていくことに全力で取り組みたいと思います。
どうか、応援のほどよろしくお願い致します。m(_ _)m



多くの方が(エンドユーザーさんもバイクショップさんも)Z2/Z1 ヘッド再生産のこの機会に、Z2/Z1 のエンジン全体に優れた加工を採用していただけるよう、願って止みません。

だって、エンジン絶好調の銘車Z2/Z1で、いつまでも愉しく走り続けていただきたいんです。

「エンジンで世界を笑顔に!」 iB (株)井上ボーリング



posted by sotaro at 10:37| 埼玉 ☔| Comment(0) | REINCARNATION | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年11月08日

モーターショウ 2019

REINCARNATION カテゴリー 2つ目の記事です。

KAWASAKIがあのZ2/Z1のヘッドを再生産するというニュースがあり、どうしても実物を見たくてモーターショウに行ってきました。
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KAWASAKIのヘッド再生産はほんとうに素晴らしい試みだと思います。感銘を受けました。
KAWASAKIのヘッドに関しては別に特設サイトを立ち上げて詳しく解説していますので、ぜひそちらをご覧ください。
http://sotaros.juno.weblife.me/head/

その日は大雨が予想されていたので、他は何も見ず帰ってしまいました。

こちらはクルマを発明したのは我々だと自負し、CASEというクルマの未来を定義するような提案を世界に向けて行ったメルセデス・ベンツの展示。
多くの世界的なメーカーがこの提案に呼応する開発をしています。

先日一緒にウェイクボードに行ったEX-iB Ladyの悠愛さんがメルセデスのコンパニオンを務めていたそうです。
(画像は悠愛さんのインスタグラムからいただきました。)
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ところで、今回のモーターショウはいままでとだいぶ趣が変わったようです。
クルマやバイク好きの人だけのためのイベントではなく、ごく一般の多くの方々に楽しんでいただけるようなイベントになったようです。
キッザニアなど子供たち向けのイベントの開催などにそのことがよく現れています。

このところ観客数が減少してきているということもあり、またクルマ社会の未来が大きな変化を迎えているということを受けてのことでしょう。
僕にもこの趣旨は理解できますし、いいことだと思います。

一方、昔のモーターショウの熱狂を知っている者としてみると、ちょっと寂しい感じもします。
でも過去にしがみついていても仕方がないですよね。

今回のモーターショーのテーマが「未来」なのだそうです。僕はこれはこれでいいと思います。
(そんな中でもHONDAは過去のCBやF1、KAWASKIはメグロ・W1などの過去のバイクなども展示しているようですが)

iBは内燃機屋つまりエンジンが専門ですが、電気化するクルマ社会の未来を少しも恐れていません。
自動車会社が描くような未来は間違いなくやってくるでしょう。僕はそれを歓迎します。

でも、その未来に僕たちが目撃することになるのは、20世紀的な意味でのクルマやオートバイの終焉、になるはずです。
僕はこのことを悲劇的な意味を込めて言っていません。

そのときこそ、iBが以前から主張している輝かしい「機械式バイクの時代」が到来するのだと考えています。

安価で正確なクォーツ時計の出現以降、かえって機械式時計はその魅力を高く評価されることになりました。
同じことが乗り物の世界でも間違いなく起こるだろうと思います。
その時に評価されるのは機械メカニズムの持つ「永遠性」です。

特に2輪車という実用性よりも趣味性が尊ばれる乗り物の世界においては、電気オートバイではなく、
ホンモノのオートバイである「機械式バイク」が高尚な大人の趣味の対象として、アンティークな時計のような地位を乗り物の世界の中で獲得していくだろう、、、。
むしろ僕はそんな未来が愉しみでしかたがありません。








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2019年10月12日

REINCARNATION 輪廻・転生

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IBの新しいキャンペーンです。

旧いエンジンを現代に蘇らせる。その想いをフォトグラファー井上演氏の写真に託しました。
モデルはIB LADY 多衣子さん。

「何かが生まれ出てくる」力にに満ちた写真です。

旧いオートバイのエンジンを直すのに当時の部品製造の技術的な難点があるのを知りながら、ただ往時の技術のまま再加工するだけ、という内燃機加工のあり方にiBは納得ができません。

・例えばZ1/Z2などの純正鋳鉄スリーブはシリンダーブロックとの嵌め合いが甘く、シリンダーの中でスリーブが踊っている状態です。
これをただボーリングするだけで再利用するのでは良い結果が得られるはずがありません。
放熱もできず、磨耗が進んでしまいます。

これにはICBM(アルミメッキスリーブ)を採用することで膨張率が均一で軽く・放熱がよく・滑りがよく、なにより圧倒的な耐摩耗性を誇る理想のシリンダーに作り替えることができます。

・例えばH1/H2やミドルトリプルなどでは、大きすぎるポートのせいでリングやピストンがポートに飛び込み異常磨耗を起こし、雑音の多く抵抗だらけのエンジンになり、ボーリングをしても慣らしが終わる頃にはリング音が始まってしまいます。

この場合にはやはりICBMでアルミメッキ化すると同時にIN/EXポートの中央に柱を立てることで、このような異常磨耗を完全に回避できます。

・例えばゴム製のセンターシールが抜けてしまうという欠点を持つNSR250RのエンジンにはiBがLABYRIと名付けた非接触の金属製ラビリンスセンターシールを使えば、永遠に磨耗しないセンターシールを実現できます。NSRファンの皆さんからは圧倒的な支持をいただいております。

このように当時のエンジンの持つ欠点を克服するような技術を投入することで、ノーマルスペックでもオリジナルより遥かにスムーズに綺麗に回るエンジンを創ることはできる。
このような考え方をiBでは「モダナイズ」と呼んで推奨してきました。

このたび、このような数々の技術・考え方をさらに多くのかたにご理解いただくために、この新しいキャンペーン"REINCARNATION"を起動しました。
これからあらゆる機会を捉えて、いままで以上にiBの哲学を発信していきたいと思います。

ぜひ、応援よろしくお願い致します。


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2019年10月08日

ICBMが飛び交う世界では。

【ICBM(大陸間弾道ミサイル)が飛び交う世界では
もうバイクや乗り物の速さなんかには意味なんてないんです。】

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ミサイルなんてものが発明される前だと、
例えば世界一速い戦闘機に乗っていれば、誰も追いつけないわけですから、
まず撃墜される心配はない。

そういう過去の世界においてはエンジンの力で世界一速い乗り物を作ることには
世界を征服できるほどの偉大な意味があったのだろう、ということは想像に難くありません。
その頃の戦闘機に搭載されていたのはまだジェットではなくレシプロエンジンでした。

ところが地対空ミサイル、空対空ミサイルそして大陸間弾道ミサイル=ICBMなんてものまでできてしまった。
こうなるとどんなにエンジンの力を大きくして速い乗り物をつくったってもう勝てません。

もちろん軍事だけが物事の価値でないのは当然ですが、音速が出る旅客機コンコルドだって作ったのに、それすら不必要だとして退役してしまったこの21世紀において、地上を走るバイクがスピードが出るって言ってもそれはいったいなんの自慢になることなのでしょうか?

つまり、いまだに地べたを走り回るレシプロエンジンつきの乗り物で「速さだけが最高の価値だ」なんて言ってる人の感性というのは20世紀の中盤の意識で思考が止まっている、
アナクロニズムだと言われてもしょうがないのではないでしょうか。

もう僕たちは21世紀を生きているんです。

いえ、もちろんゲームとしてレースを愉しむことの素晴らしさは否定しませんよ。
どんなスポーツでも競技でも「勝った負けた」というのはほんとうに愉しいですからね。
でも、そこに使われる道具の性能が人類のあり方や人類の進歩に影響したりはもうしないんだろうと思うんです。

ましてこれから多くの乗り物が電動になっていこうとしている今、、、、。
エンジン付きのオートバイで制限速度のある公道を走る時に「速い」っていうことの意味ってなんなんでしょうか?




競争の20世紀から協調の21世紀へ。時代は動いています。

大陸間弾道ミサイルICBMが世界のあり方を規定したように。
iBのICBM(アルミメッキ化スリーブ)もオートバイ趣味のあり方をある意味再定義することになるのだろうと思います。

耐久性を犠牲にしてまでバイクに速さを求めるなんていうことにはなんの意味もない。
それよりも20世紀の機械遺産である貴重な旧いオートバイを22世紀の未来まで、
みんなで力を合わせて残していこう!

ICBMはそういうことのお役に立ちたい、そういう技術です。
旧いオートバイのエンジンに、新車の時以上の価値と耐久性を与えます。

電子部品などに頼らず機械式のメカニズムで動く旧いオートバイは、
なぜか乗る人の心を動かし、脳を活性化して、生きることに意味を与えてくれる不思議な乗り物です。

この素敵な乗り物を速度などと言う単純すぎる基準で測ることなく、
その佇まいや息吹をそっくり愛して、大切に未来に残していきたい。
そのためにこそ、ICBMの技術が存在します。

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冒頭にも述べたように、、、、
【ICBM(アルミメッキ化スリーブ)が飛び交う世界では
もうバイクや乗り物の速さなんかには意味なんてないんです。】

ICBM(アルミメッキ化スリーブ)のお求めはこちらから。
http://sotaros.juno.bindsite.jp/icbm/

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2019年10月02日

iB のWEB広報誌 "Web SHERPA" 更新!

http://sotaros.juno.bindsite.jp/pg2263556.html?fbclid=IwAR1wjy9vxhOki-Mlfi4entGqaa2By-GRJ1SJKuEBNU-5b72_iizbWMMRgC4

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リンク先(Web SHERPA)に9/29に筑波で行われたLOC最終戦のレポートを書きました。

この21世紀にまだ「バイクは速い方がエライ!」と思っている人がいるんですよね、、、。

まあ、レースのレポートなんで一応順位は書きます。でもね。
LOCは順位が全てのレースではないと思います。

ぜひ、一度は下記のLOCのHPの
「LOCとは」という文章を読んでみてください!
http://loc.britishbeat.co.jp/about-loc/

そこにはわざわざ太文字で
「クラッシックモーターサイクルを永く楽しむ」が第一です。
と書いてあります。

🌟iBも旧いバイクを速く走らせることには意義を感じていません。一応レースの形式をとっているイベントですらそうです。

ましてレースでなければ、特にそうです。公道で違法に速く走るなんて!!
旧いバイクにはまったく似つかわしくない。
これは常々僕が言い続けていることです。

公道では風が気持ちいいくらいの速さで、のんびり愉しんでください。
速いのが好きなら、新しいバイクを買って、公道では乗らずサーキットのみで走ってください。

旧いバイクをいい状態で末長く楽しんでいただくことがiBのテーマです。
LABYRIもICBMも目指しているのはそれだけです。

速さは求めていません。ほんとです。
どうしてこんな簡単なことがわからない人がバイク乗りにはまだまだ多いのか、不思議でなりません。


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2019年09月27日

IMMORTAL

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IMMORTAL --------- 不滅の存在

iBの活動のテーマの一つに「永遠に対する挑戦」があります。
今回iB Lady 多井子さんには永遠の女神になってiBに降臨していただきました。

非接触で永遠に磨耗しない「LABYRI」

減らないと言っていいほどの耐摩耗性を誇る「ICBM」

WPC&MOS2処理の採用もプラトーホーニングも2ストスリーブ製作も再メッキもすべて末長くエンジンをいい状態で愉しんでいただくための技術です。速さを求めているわけではありません。永遠こそがiBの憧れです。

「機械メカニズムは適切なメンテナンスをしていれば、半永久的に壊れることはない。」

機械式時計などの天文学的な価格が電子部品などでは実現できない機械メカニズムの永遠の価値を如実に示していると思います。

「エンジンで世界を笑顔に!」 
 iB (株)井上ボーリング
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2019年09月25日

「埼玉県経営革新企業」に承認!


iBは挑戦する中小企業として
「埼玉県経営革新企業」に承認されました。

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しっかりと未来に向かっていきたいと思います。(^o^)

経営計画を立てたりってたいへんですけど、
まあ夢ばかりじゃなくてこういう地道な努力も必要ですよね。

県に提出した計画はとても高い評価を受けたそうです。
特に事業の目指すものが明確である点などが高評価の理由ということです。

勉強になりました。(^^)

https://www.pref.saitama.lg.jp/a0803/a04.html
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2019年09月23日

KAWASAKIがZ1ヘッドを再生産!


ここにシェアした記事にあるようにKAWASAKIは今Z1のヘッドを金型を起こして再生産に取り組んでいるそうです!

40年以上も前のオートバイのヘッドを今再生産する。すごいことだと思います。
以前の日本では考えられないことでした。

海外ではクルマのメーカーが自社の過去のクルマをレストアするサービスを行うのはそんなに珍しくはありません。
フェラーリもジャガーもやっていますよね。

日本でも最近マツダが最初期のロードスターのレストアを始めたということですね。

そして、HONDAはNSXやS2000・ビートの部品を再生産を始め、オートバイでもNSR250RやCB750のパーツの再生産を始めています。

そこへKAWASAKIのZ1シリンダーヘッド 再生産というビッグニュースです!!
時代が「優れた旧いものを大事にする。」という価値観に向けて大きく舵を切ったことを印象づける大ニュースです。

それにしてもシリンダーヘッドというエンジン部品のなかでも大物部品を金型から製作して再生産というのは、この中でもかなり本格的な取り組みと言っていいでしょう。

実際Z1/Z2などのシリンダー ヘッドについては我々内燃機屋が修理をしても、アルミ素材の経年劣化が激しく、あらゆる場所にクラックが起きてしまって始末に困るところまで来ていました。

スタッドボルト孔・カムホルダーのネジ孔・プラグ孔・ガイド孔そしてシートリングとシートリングの間など、なおしてもなおしてもあらゆるところに新たにクラックが発生してしまいます。我々のところに持ち込まれた時点でクラックが入っているものは直しようもありますが、全てを完全に直してもお納めした後にまた新たにクラックが発生してしまう可能性をゼロにはできないんです。まだ壊れていないものを直すことはできませんものね。

全く新たに材料から鋳物を吹いて再生できれば、もうそんな心配もなくなります。これはZ1オーナーの方には朗報と言えますね。

今年の秋、おそらくはモーターショーの時期にも予約受注が開始されるのではないか、ということですので、iBとしても情報をフォローしていきたいと考えています。まずは1,000台が生産されるそうです。

さあ、そしてシリンダー ヘッドがまっさらの新品に積み替えられることになります。
そのとき、オーナーさんはシリンダー やクランクシャフトはどうされるのでしょうか。

これらが再生産されると言う情報はありません。おそらく再生産されることはないでしょう。

シリンダーヘッドだけがピカピカの新品になっても、あとがガタガタではしようがありません。

となれば、やはりここはiB の出番ではないでしょうか。(^o^)



ヘッドが新品になったら、シリンダー の方は是非内径加工仕上げの最終兵器ICBMで新車時以上のシリンダー にしましょう!
Z1/Z2シリンダー の方もご存知のように鋳鉄スリーブとアルミシリンダーの間の嵌め合いに大きな問題を抱えていることはすでによく知られています。

純正鋳鉄スリーブがシリンダー の中で遊んでしまって、放熱もできず異常磨耗していく。これがZ1/Z2シリンダー の大きな問題点です。

そこへアルミメッキ化スリーブICBMを導入すれば、シリンダー もスリーブも同じアルミになって膨張率も均一になりますから、鋳鉄スリーブのように膨張率の差でスリーブが遊んでしまうなどと言うことは金輪際起こりようがありません!

それ以外にもほとんど磨耗しないと言っていいほどの高耐久性を誇り、重さも鋳鉄スリーブの1/3!放熱性にも優れ、滑りがよく焼きつきにくい、と理想のシリンダー になります。

実際、現在作られている新車のスポーツバイクでアルミメッキシリンダー を採用していないものなど探す方が難しい、それくらいアルミメッキスリーブはあらゆる点で優れた技術としてもう定番化しているものです。

日本が生んだ貴重な名車Z1/Z2に対して「旧いのだから仕方がない」などと安易な妥協をせず、現代の新車と同様の優れた加工技術を投入するべきだとiBは考えます。そして、それは可能なんです。
そのことが愛するZ1の耐久性を飛躍的に向上させ、結果としてその価値を大きく高めることになります。

たとえノーマルスペックであっても、新車当時よりもはるかにスムーズに綺麗に回り、圧倒的な耐久性を持つエンジンを作ることができます!
それがiBが長い間訴えてきている「モダナイズ」という考え方です。

再生産の新品シリンダー ヘッドをご採用になるほどZ1を愛するオーナーさんであれば、シリンダー もただそのままボーリングしただけで終わりなどということはやめてください。それではとても新品ヘッドと釣り合う耐久性も性能も期待はできません。
ぜひ(株)井上ボーリングが開発した最高の内燃機技術の粋であるICBMをご採用いただきたいと思います。

もちろんクランクシャフトの分解組立芯だしも専用ベアリングを在庫して最高の芯だし技術で対応しています!

ご用命をお待ちしています。m(_ _)m

ICBMの詳細についてはこちらをご参照ください。
http://sotaros.juno.bindsite.jp/icbm/

お求めはヤフオクから!
http://sellinglist.auctions.yahoo.co.jp/user/inoueboring







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2019年09月13日

GS750 耐久テストレポート

耐久テストと言いましても、まだ走行4,000kmでの途中経過です。
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このエンジンは4気筒のうち
#1をiB製ターカロイ削り出し鋳鉄スリーブ
#2と#3をICBMアルミメッキスリーブ化
#4をもともとの純正スリーブをボーリング
という各気筒別々の素材で仕上げたもので、極めて特殊なiBでしかできない構成のエンジンです。それぞれの素材・仕上げによる摩耗の状態の比較を同一エンジン内で同環境・同走行距離で試みた実験用試作シリンダーになっています。
中2気筒はスリーブがアルミの銀色、両端2気筒は鋳鉄スリーブのねずみ色のスリーブツバ部が見えているのがお分かりいただけると思います。

まずはピストンの状態です。
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#1のターカロイ鋳鉄製スリーブと摺動したピストンにはいくらか傷がついています。

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IMG_5421.jpeg#2と#3のICBMR アルミメッキスリーブと摺動したピストンはスカート部も綺麗です。

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#4の純正鋳鉄スリーブと摺動したピストンはかなりあたりの強さと小傷が多くついているのが見て取れます。

いずれもまだ使用可能ではありますが、たった4,000kmの走行でこれほどの差があるとは思っていませんでした。


そしてシリンダースリーブ内径の状態です。
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#1のターカロイスリーブはあたりの強い部分もありますが、大きな摩耗はありません。

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#2と#3のICBMアルミメッキスリーブでは強く当たるはずの部分もまったく摩耗がなくクロスハッチが綺麗に見えています。

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#4の純正鋳鉄スリーブでは予想以上にあたりが強い部分があり、その部分のクロスハッチはすでに消えています。
画像では見にくいですが、縦傷もついています。

それぞれの摩耗状態を測定してみました。

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社内用のメモで見にくいと思いますが、各気筒のX方向、Y方向、上中下のクリアランスとピストンサイズの測定結果です。

結論としては#1から#3の3気筒では有意な差はありません。
#4の純正鋳鉄スリーブだけが他に比べて摩耗が進んでおり、その差は0.01-0.015mmと言ったところです。

上記の実験結果はまだたったの4,000km走行の途中経過ですが、それでもどうやら純正鋳鉄スリーブはそうとう摩耗が大きいことが
予想されます。あたりの強いY方向の下部では初期摩耗を考慮しても、すでに0.02mmくらい摩耗が進んでしまっているようです。

社内で行なっている地道な耐久テストのほんの一端ですが、ご紹介してみました。
iB製ターカロイスリーブも摩耗が少なくなかなか善戦していると思います。

それでもやはり綺麗なクロスハッチの状態などを見ると、アルミメッキスリーブ化のメリットの大きさを実感させる内容になっていると思いますが、いかがでしょうか。

耐摩耗性以外の「1/3の軽さ」「滑りがよく焼きつきにくい」「放熱性がよい」「スリーブ・シリンダー・ピストンの全てがアルミになることによる膨張率の均一化」など多くの利点を考えた時、アルミメッキスリーブの圧倒的な優位性は揺らぐことがないと思われます。

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