2017年01月01日

謹賀新年

暗かった世界にお日様が昇ってきて世界をオレンジに染める。
「太陽が神だ、」
と誰でも思いますよね。 (^^)
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

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2016年12月28日

年末年始のお知らせ

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年の瀬、自宅近くの多摩湖から見ると、富士山のほうにお日様が沈んで行きます。

今年も一年、お引立てを賜りまことにありがとうございました。
今年も受注は好調を続けたのですが、あらゆる点で経費が少しづつ増大し、
経営的には厳しい一年になってしまいました。

ただありがたいことに年末4年ぶりにお願いをした価格改定について
全てのお得意様に快くご了承をいただくことができました。
来年は希望を持てる年になるだろうと期待に胸を膨らませています。

また、ベテランから若手技師への技術継承にも成功し、
内燃機屋としての永年の最大の課題も乗り切ることができたようです。

さらには秋口に発表したH1/H2-ICBM(R)が予想以上のご好評をいただいて、
他機種にも展開を計画しており、iBの内径仕上げの最終兵器ICBM(R)が
12年余りの開発期間を経ていよいよ成果の実を結ぶ時がやってきたか、
と感慨深いものがあります。

来年はさらに飛躍の年となるよう、気を引き締めて経営にあたりたいと思います。

なお、iBの冬休みは下記のようになっております。よろしくお願い致します。
本日 12/28(水)通常営業
明日 12/29(木)正午まで大掃除 午後は社を出て年末恒例の年越食事会

明後日12/30(金)より2017年1/4日(水)まで冬季休業

2017年1/5(木)顔合わせ正午まで営業
1/6(金)より通常営業となります。
(なお1/9(月)は成人の日のため1/7(土)〜1/9(月)の週末は3連休です。)

よろしくお願い致します。
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2016年12月16日

ポートの柱がなくなった理由

H1の初期型のシリンダーはINTAKEポートに柱が立っています。デュアルポートと呼ばれていたようですね。
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今回のH1/H2-ICBMR ではINTAKEの柱があることの価値を主張しているわけですが、INTAKEポートの柱はなにもiBの発明でもなんでもなくて、最初はちゃんと純正シリンダーのポートにも柱はあったんです。
当然の疑問ですが、それでは「なんでカワサキはポートの柱をやめてしまったんだろうか。」ということになりますよね。なにか柱があると性能や品質に問題でもあったんでしょうか。

この理由はなんといっても、この柱を作ることは当時の鋳造技術的に無理があった、ということに尽きると思います。

iBは以前モンキーのシリンダーの鋳造を外部に依頼してやっていました。実はその鋳物屋さんには往時H1/H2のシリンダーの鋳造をやっていた帝国ピストンリングさんの担当者だったかたが移籍していらしたんです。そして、その当時でもすでに昔話になっていたH1/H2の鋳造の苦労話しをしてくれました。「あれは歩止まりが悪くてね〜!」というわけです。

つまりあの細い柱の部分に溶けた鋳鉄の「湯」が流れ込んでいく、これがうまくいかないということなんです。それはそうですよね。他の部分にくらべてあきらかに細長い柱の部分に湯が流れ込みにくいだろう、ということは鋳造にはシロートの僕らが見てもわかります。ホウアンを変えてもオシユを変えてもどうしてもうまくいかない。一方後期型のノドチンコのような形状だったら、細いところがなくいかにも湯が簡単に流れ込みそうな形状です。なんとか鋳造をはじめたものの、どうしても良品率があがらなくて、とうとう途中で柱を諦めてしまった、というのが真相だろうと思います。

そしてそのかわりに幾らかでも飛び込みを減らす目的であの「ノドチンコ」を設けたんですね。でも、結局柱のようにはピストンスカートの飛び込みを防ぐことができなかった。こう考えるとその後の機種でも柱が立てられなかった理由も納得できるのではないでしょうか。やりたかったけど、できなかったんです。
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iBはそのH1/H2のシリンダーに独自の技術で柱をたてることにしました。ICBMR はアルミスリーブをムクの丸棒から削り出してポートをも造り出します。そのときに柱がついた形にポートを削るだけでいいいのですから鋳物屋さんが苦労されたような問題はいっさいないんです。そしてそこには前回も書いたように超高硬度のメッキがのっています。これは当時の技術者たちが望んでもできなかったことを現代の技術で実現しているのだ、と言えるのではないでしょうか。これがiBが目指してきた「モダナイズ」の究極の一例といっていいと思います。旧いエンジンにも現代の技術を投入することによって、チューンナップなどしないでノーマルスペックのままでも、きれいによく回り耐久性のあるエンジンが作れるのではないか、それがiBが目指したチューンナップでもレストアでもリペアでもない「モダナイズ」なんです。
メッキのシリンダーは本当に優れたシリンダーなんですよね〜。現在では販売される多くの機種にメッキシリンダーが採用されているので、そこまでメッキの美点が強調されることはありませんが、鋳鉄スリーブ内径を持つシリンダーに比べると、ほんとうに理想のシリンダーと言っていいのがアルミメッキシリンダーなんです。

さて、連日H1/H2-ICBMR の話題でお騒がせしました。ひとまずこれで切り上げたいと思います。H1/H2-ICBMR はiBが12年前に開発を始めてついに完成した現時点でのICBMR 技術のひとつの頂点になると考えています。
ぜひH1/H2オーナーの皆様には採用を真剣に検討していただきたいと思います。それだけの価値有る製品になっていると信じています。よろしくお願い致します。
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2016年12月15日

H2-ICBMR 柱付きスリーブ(INTAKEのみ)

さて、これがそのH2-ICBMR 柱付きスリーブ(INTAKEのみ)です。
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もちろんアルミメッキ以前に鋳鉄ではすでに製作実績はありました。でも、鋳鉄でもアルミメッキでも2ストスリーブを製作する手間というのはほとんど変わらないんです。むしろ鋳鉄のほうが最後にリューターでポート合わせをする際にはアルミ地よりは鋳鉄のほうが硬いのでたいへんなくらいです。メッキのコスト分だけはICBMRのほうが高価にはなりますが、せっかく2ストスリーブ製作までやるのであれば、これからはICBMRのほうが絶対におすすめできると思います。
柱がたった分だけポート面積が小さくなりますので、その分だけサイドを幅を広げるのとハート型の部分を細くけずることで、もとと同じだけのポート面積を確保しています。
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1番最初は柱なしで製作しお納めさせていただきました。これでもいまのところメッキの硬さのおかげで磨耗は発生していないようです。
ここでメッキの硬さについてご説明しておくと、ビッカース硬度という比較的硬いものを測定する硬度の規格で言うと、鋳鉄の硬度が45から硬いもので140程度のようです。それに対してICBMR のメッキはニッケルの地の部分でビッカース硬度が450とかなり硬くなります。そのうえメッキの中にシリコンの粒子を混入させてあり、このシリコンの粒子はビッカース硬度がなんと2,000!ということで、圧倒的な硬度を誇ります。このシリコン粒子が最後まで磨耗の最前線にあって、ニッケル地がわずかに磨耗してもこのシリコン部分ががんばっているので、内径の寸法変化には至らないということなんです。
昨年6万キロを走行したYAMAHAのセローのエンジンのシリンダーを測定させてもらう機会がありましたが、ほとんど誤差の範囲程度しか磨耗していませんでした。(直径で5μ程度)ほんとうに「減らない」と言っていいほど硬いのが現在のメッキシリンダーなんです。
さらに前回ご説明したように現在はINTAKEポートに柱付きで納入を開始しており、さらにiB得意のEXHAUSTポートに柱の逃がし付きの開発を始めたところです。これが完成すれば究極のH1/H2シリンダーということができると考えています。
H1/H2というのは当時世界最速を誇る市販車であったということです。日本が第2時大戦後世界にもういちど経済で進出していくときの尖兵の役割をはたしたのが、車や電化製品に先立って世界を驚かせた日本製のモーターサイクルであったと思います。
そのなかでもこのマッハが世界に与えた衝撃というのはけして小さいものではなかったはずです。その世界最高だったバイクの弱点をカバーできるある意味世界最高のシリンダーをいま僕たちは造ろうとしているのだと思います。大げさでしょうか。いえ、僕はそうは思いません。マッハを愛するオーナーのみなさまと一緒にこれからiBはぜひ世界最高のシリンダー作りに挑戦したいと考えているんです!(^o^)15181264_1545539805461382_2449264154092639762_n.jpg

このあと「2ストマガジン」の後藤編集長と一緒にH2-ICBMR のシリンダーは来春のTOTに向けてEXHAUSTポートの形状に工夫を重ねていきます。高出力と高耐久性を兼ね備えたシリンダーをぜひ完成させたいものだと考えています。
次回は放熱性など硬度以外のICBMR の特長についても付け加えさせてください。(^^)
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2016年12月14日

ポート上下の異常摩耗対策

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上はH1のINTAKEポートの状況です。
やはりポートの上下が激しく削れてしまっています。
ボーリングしたものの黒い部分は削れ過ぎていて凹んでいるので、
銀色の部分のように刃物があたりません。

この凹みはやはりピストンリングがポートに飛び込んで上下するので、ポートの上下が削れてしまうということだと思います。

一方、下はHONDA系シリンダー(機種は内緒)のEXHAUSTポートの写真です。
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ホーニングも終わってクロスハッチがついています。そしてみていただきたいのはH1よりはるかに左右に広がっているEXポートとその中央に立っている柱(ブリッジ)、さらにはその周囲の楕円状にグレーになった部分=柱の逃がし加工の状況です。

EXポートもINポートも大きい方が一度にたくさんの混合気を吸い込みまた吐き出すことができます。このことによって間違いなく2ストエンジンの出力は向上します。
でも、むやみにポートの穴を大きくすれば、リングやピストンスカートがポートに飛び込んでしまう。H1/H2が抱えているものまさにこの問題です。

以前は2ストのポートの大きさは最大でもボア(内径サイズ)の67%以下にしなくてはならない、と言われていました。
リングなどの飛び込みを回避するためです。ところがH1/H2のポートはちょうどこの67%くらいあるんです。そのために写真のような異常磨耗が発生してしまうんですね。一方HONDAのシリンダーの方はそのような問題は起こりません。それは真ん中に柱が立っているためにリングなどの飛び込みが起こらないからです。仮にポートの幅を100%まで広げても真ん中に柱があれば、片方のポートの大きさは柱の幅を差し引くとボアの45%くらいに過ぎません。なので、リングの飛び込みなどの心配はまったくなくなります。

このポートの大きさの限界の問題を解決しようとしたのが、写真に見られるようなHONDAのいわゆる「Tポート」です。
もうひとつのメリットとしてリングなどの飛び込みを考慮すると、それを内径側に押し返すためにポートの形状は楕円型のタレ目にしなくてはなりません。ところが柱があれば飛び込みがそもそも起こらないので、EXポートの上縁をほぼ直線的に設計できるんです。そのためピストンが下がっていくときに排気をいっときにドっと排出できるというメリットもあります。

iBはHONDAさんが当初レースで2ストに乗り出していったときにRS125/RS250などのシリンダーの製作をお手つだいする機会に恵まれました。そして他社ではうまくできなかったこの「柱の逃がし」加工を見事にやってのけたおかげでその後HONDAさんの2スト補用シリンダーの加工を一手にひきうけることができた、という自慢話はいずれまたどこかでじっくり披露させていただきますが、(^^;;;;
とにかくこれはiBが最も得意とする2ストシリンダー加工の中でも最大のヒット技術なんです。

この「柱の逃がし」を正しく行わないとEXポートには熱が集中するので柱部分が熱膨張してすぐに焼きつきを起こしてしまうんです。モトクロスなどの当初はHONDAさんもこの問題で苦労されたようです。
そしてHONDAさんはこのポート形状について特許をもっていましたので、他のメーカーはこれと同じポート形状を使うことができず、2ストの出力面ではつねにHONDAさんがアドバンテージを持っていた、と言えるくらいこれは大事な技術だったんです。パワーのHONDA、ハンドリングのYAMAHAなんて言われましたよね。その原因はここにあったと言ってもいいのかもしれません。

その技術を使うことでH1/H2が抱えている問題を解決することができるのではないか。iBはそう考えました。すでに特許は切れていて、2スト最終期にはSUZUKIもアプリリアも同じようなポートを持っていたようです。

それには柱をたてたスリーブを柱付きの削り出しで製作して、スタンダードのスリーブを削り落として入れ替えればいいのではないか!2ストスリーブ製作もウチの得意技術ではないか!(^o^)

このような技術的な背景があってiBはH1/H2の異常磨耗の問題に真剣に取り組むことになったんです。
長くてすみません。m(_ _)m

続きはまた明日。

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2016年12月13日

H1/H2-ICBMR について解説します!

これはH1純正鋳鉄シリンダーの磨耗の状態の写真です。
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この写真はお客様からご依頼のH1シリンダーをご希望のピストンサイズまでボーリングしたところ、IN/EXの巨大なポートの上下が異常磨耗を起こしていて、削りきれないという状態の写真です。
これはINTAKEポートの下側の写真ですが、ピストンスカートがポートに飛び込むように上下するため、どうしてもポートの上下に強くスカートがあたって大きく磨耗してしまうことになります。
この場合もう1サイズ大きなピストンを用意してさらにボーリングをすることになってしまいます。
しかもせっかくきちっとクリアランスを出してボーリング・ホーニングしても、この磨耗がかなり早く発生してしまうと伺っています。
巨大なIN/EXポートを持つために大きなパワーが得られる反面、この異常磨耗が起きてしまうというのが、H1/H2などマッハに共通の特性ということで、オーナーのみなさまはスラップ音やリング音はやむを得ないものと割り切って乗ってらっしゃるということですね。
このマッハの残念な弱点を根本的に解決しようというのがiBのICBMR 技術を利用したH1/H2-ICBMR シリンダーです。
このあともこの試みについてお話しさせていただこうと思いますので、よろしくお願い致します。
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2016年11月24日

価格改定のお知らせ

いつも当blogをご利用いただき、まことにありがとうございます!

さて、iBでは内燃機加工の料金表を4年ぶりに改定することになりました。
なにとぞ、ご理解・ご了承のほどよろしくお願い致します。m(_ _)m

2016年12月20日受注のものより、概ね2割ほどの価格上昇となります。
依頼のご予定のあるお客様はお早めの加工依頼をおすすめ致します。

今後とも最高の内燃機技術を提供できるよう精進してまいりますので、
よろしくお願い致します。

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2016年11月11日

iBヤフオク出品リストです。

iBヤフオク出品リストです。
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少しづつラインナップも充実してきています。
売れていってしまったものもまた補充しています!

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最高の技術を投入したエンジンパーツをお手頃価格で。

もう新品の入手できないものもiBヤフオクで。
ご希望の機種があれば、リクエストをお寄せください!

よろしくお願い致します。


http://sellinglist.auctions.yahoo.co.jp/user/inoueboring?sid=inoueboring&ei=UTF-8&mode=2
posted by sotaro at 08:54| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月29日

日光ソロツーリング(2)

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写真のようにスクランブラーイメージでM&M’sさんでカスタムしてもらったSRはほんとうに走りたいところはどこでも走れる感じで愉しいです! 自由です。

今回の日光ソロツーリングでは普段滅多にバイクでは乗らない高速道路。一般国道。舗装林道。未舗装林道。そして河原(^o^)までSRで走りました。

バイクはやっぱり自由じゃないとね。
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このSRはこの前まで418ccになっていたんです。モトクロスビレッジで遊んだりにはよかったんですが、僕が中型免許しか持ってないので、今回のツーリング前に営業担当工場長オオサワくんがSTDサイズのICBMR シリンダーに組み替えて400ccにもどしてくれました。

一方、クランクシャフトは超軽量加工の斧型クランクが入っています。前回僕が公道で乗った時は丸型の微軽量クランクでした。これもトルクがあってバランスがよかったんですが、さらに実験的に軽量化を思い切り推し進めたのが今回の斧型超軽量クランクです。

今回の試運転ツーリングの目的はこのクランクの乗り味を試すことでした。結果的にはやはり低回転のトルクはやや細ったのは事実です。でも、たとえば発進時にクラッチミートに気をつかうなとどいうことは全然ありません。フツーに、やや雑にクラッチを繋いでもなんの問題もなく走ってくれます。そのうえでやはり高回転はよくなりました。パワーにどれくらい差があるのかはわかりませんが、エンジンが回ることをイヤがらない感じなんです。回した方がイキイキとしてくるんです。
これは愉しいですね。

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絶対馬力の数値はどうでもいいと僕は思っています。でも、クランクのウェイトを加工することによって、エンジンの特性・性格を思うようにコントロールできるとしたら、これは愉しいですよね!
またSRの単気筒のエンジンはそういうことに向いていると思うんです。分解組み立てもシンプルでやりやすいし、加工もしやすくて、またいじった結果が如実に感じられる、というところがいいところですよね〜!!

さて、その超軽量クランクを採用したエンジンで実際にストリートをいろんなシチュエーションで走ってみてどうなのか。
まず、高速道路での動力性能は不満な人もいるかもしれません。高回転が伸びると言っても、パワーが圧倒的に増加したとかそんなことにはなりません。400cc単気筒として回して愉しいエンジンになった、というだけです。でも、100km/hプラスまで加速するのに大きな不満があるわけでないし、これ以上少しばかりバワーがあっても別にだから高速巡行が楽になるというものでもないので、僕自身はこのエンジンになんら不満はありませんでした。

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一般国道でも、流れにのって時に加速したり減速したり、楽しくできるエンジンです。さらに舗装・未舗装林道でも、トルクに不満は感じません。さらには河原でトライアルごっこではないですが、かなり不整な路面で超低速で走ったり、スタックして押し出したり、という時にも扱いにくさは感じません。僕は今回のクランク軽量化はアタリだったと思います。全域で使いやすくてヘンな振動もなくて、しかも愉しいエンジンになっている、と思います。耐久性もICBMR で折り紙つき。みんなにも乗ってほしいなあ、というようなエンジンになっています。

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以前の微軽量クランクの超ラクチンでドコドコ感のあるぶ厚いトルクもよかったですが、僕はなんかこの軽さのある超軽量斧型クランクのエンジンフィーリングが好きですね。

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超軽量斧型クランクを採用したSR-ICBMR for VMXはほんとにどこを走っても愉しくて、「自由を感じさせてくれる」マシンにしあがっているようで、僕は嬉しくなってしまいました!(^o^)

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近々iBのヤフオクやThe SR shopさんでも販売されますので、2種類の軽量化クランクシャフトご興味のあるかたはぜひご検討ください。
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2016年10月28日

日光ソロツーリング

昨日は東北道・日光道路で日光まで行ってきました!400ccのシリンダーに戻したSRの試運転です。
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僕は高速道路をバイクで走るのはそうとう久しぶりの体験でした。

しかもとても風が強い日で、100km/hで走り続けるというのはほんとうに空気抵抗との戦いなんだな、と痛感させられました。

80km/hだとあんまり気にならないんですが、90km/hあたりから上半身を前傾せざるを得なくなり、100km/hになると強風のせいもあってまるで胸ぐらを掴まれて上半身を揺さぶられているような気分でした。おまけに横風が吹くと足元をすくわれるような感じになり、まるでバイクに乗って柔道でもやってるみたいでした!(^o^)

そんなことも含めてバイクで高速を走るというのとクルマで走るというのでは、こりゃまったく違う体験だな、と思ったんです。

一瞬、カウリングをバイクにつけたら?という思いがよぎりましたが、すぐに否定しました。そんなことするくらいなら初めからクルマに乗ったほうがいい。クルマでの移動では体験できないことを感じるためにわざわざ不便で快適でないバイクに乗って走っているんですからね!

そう、バイクでの移動中人はとんでもないほど大量の情報を受け取りながら走っているということを昨日は強く感じました。
たとえば飛んでくる木の葉一枚にも神経をつかっています。滑って転んだらたいへんなことになりますものね。クルマなら気にも止めないで走っていけるのに。
あるいはエンジンの音の変化・振動の変化・スピードの微細な増減・路面の感触・路面の傾き・登りくだり・前後の他車への気配り。そのように注意の必要なものがたくさんあるのに、さらに景色や光の変化・気温の変化・光の暖かさ・雲の動き・森の色・香り・匂いまでに神経が不思議と届いています。
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それに比べるとまるで無菌室のように外界から遮断されて、ほとんどまどろみながら移動しているようなクルマでの移動の安佚さ。でも、それはほとんど寝ているような死んでいるような時間ではないのでしょうか。

一方、バイクでの移動ではあまりにも敏感に人は「生きている」!!

それは新幹線やクルマでの移動のほうがどこかオカシイんでしょう。バイクでの移動こそがもともと動物である人間が移動をする場合には必要な神経の集中や、いろいろな刺激とそれに対する適切な反応を当然のこととして要求してくるわけであって、これこそが本来の移動の体験のもつ意味であったはずではないのでしょうか。しかも、もともと人間ができる範囲の移動よりもはるかにその能力も体験も増幅されている。もちろんその分疲れもするんですが、でもそれは、その間我々がまさに「生きている」ことの証拠であって、これこそが「生きている」実感なのではないか!と僕は昨日そんなことを思ったんです。

クルマでの移動とバイクの移動では全然意味がちがうんだ!!(@_@)

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ITであらゆる情報が手に入れられるような錯覚を持たせる現代において、バイクに乗ることのビビッドさ!日光の紅葉はネットでだってテレビでだってみられるけど、なのにそれでもバイクに乗ってなぜ我々は行くのか!

バイクで転べば痛い、血が出る。
でも、生きているっていうのはそういうことなんじゃないのか。

だから、ただたんに高速道路を走って目的地に移動するっていうただそれだけのことなのに、
バイクは他のどんな乗り物ともちがって人を惹きつけてやまないのではないのか。

なんちゃってね。たまにしかバイクで高速に乗らない僕なので、ついそんなことを考えてしまいました。ははは。(^o^)
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2016年10月17日

Sherpa Vol.6 「ICBM(R) とは何か。」

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ICBMR につきまして補足を加えてSherpa Vol.6 「ICBM(R)とは何か。」を公開しました。
ぜひ下記リンクをクリック・ご参照ください。
http://www.ibg.co.jp/pdf/sherpaVol6ICBML
posted by sotaro at 15:56| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月12日

内燃機つき自動車販売禁止!!@_@

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ドイツ連邦参議院、2030年までに内燃エンジンを搭載したクルマの販売禁止を要求

いよいよ、そういう時代が来るかな!?(^o^)
内燃機屋であるiBは、そんな時代の到来を恐れていません!
むしろ待ち望んでいます。世界のためにもiBのためにも。
きっとエンジンのついた乗り物が機械式時計のように、
寵愛される時代がくる、ということなのでしょう。(^^)


下記リンクをご参照ください!

http://jp.autoblog.com/2016/10/11/germany-ban-internal-combustion-engine-2030/
posted by sotaro at 14:52| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月20日

働き方改革について

このエントリーは先日のiB-TV「エンジンで行こう!」の中でお話しした内容です。
時間をかけて動画を見るのが苦手な方もいらっしゃると思いまして、blogに再録してみようと思います。

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前回の放送でもお伝えした通り、iBは基本的に残業をしません。まあ、あたりまえのことなんですけどね。でも、日本の企業ではむしろ残業をするほうが当たりまえになっています。欧米に比べて生産効率が悪く労働時間が長い、ということが問題になっているんですね。
iBは残業をしないだけではなく、水曜研究時間と言って水曜日の午後はフツーの生産的な仕事はせずに、自分が自由に新しい技術に挑戦したり、新製品の開発に取り組んだり、レースやイベントの準備をしたりということで、自分で働き方を考えて愉しく仕事をしてもらおうという時間を作ったりしています。たいへん有意義なことだとおもってやってるんですが、でもこういうことばかりをやっていると、本来の仕事が遅れてしまうのではないか、生産や業績があがらないのではないか、というふうに考えられることが多いと思います。確かにそうなんです。どう考えても普通はそう考えます。
ところが! これは僕の経験ですが、会社の業績は残業をしないほうが、不思議なことにあがってくるんです。


水曜午後の研究時間に「バイクやエンジンに詳しくなりたい」とHONDAモンキーのエンジンを分解するKKURUMIさん。

昔はiBも残業をしていました。通常十九時まで、でもなにかあるともっと遅くまでやっていました。実際、間に合わない仕事があって、やれば納まる。売上もあがる。お客さんだって間に合えば喜ぶ。仕事があるのはありがたいことじゃないか。それなのに残業しないで帰っちゃうなんて、ふざけるな!やる気あるのか!
そう考えて残業をしたり、休日出勤をしたり、徹夜で機械を回すなんてことも普通にやっていました。そうやって頑張るのが偉い人真面目な人、やる気のある人だと当然のように思い込んでいたんです。
ところが今は180度逆で、仕事が納期に収まらないのはなにか仕事のやり方に問題があるんだ。それをきちっと時間内にやるのは有能な人で、残業をするっていうのはそれができていないかっこ悪いことだ、と考えるんです。
これ、iBでも最初は抵抗がありました。それに自分自身も半信半疑でした。
政府も働き方を改革していかなくてはならない、とかんがえています。多くの会社を経営する人も、また働く人自身もみんな残業をしないで成果があがればその方がいいにきまっている、とかんがえているわけです。それなのに、これが実際にはどうやっていいのかわからない。うまくいかない。実現していかない。どうしてなんでしょうか。
逆に考えると何故残業をしない方が業績があがってくるのか、これがわからないと怖くてこんなトライはできませんよね。一応はその経験をしたわたくしがこうではないか、という考えを述べさせていただきます。


それは、第1にメンタリティーの差です。
「残業するのは偉い」「残業する人はやる気がある」という空気の中だと、みんな自然と残業をせざるをえないようになります。これはみなさん経験があることで、わりと普通のことだと思います。
さて、でも残業があたりまえになると、それほど忙しくない時期にさえ、仕事のペースを落としたり、あまり合理的でない仕事の仕方を選ぶようになってしまいます。いかにして早く仕事をすすめるか、ということではなく、仕事をしている雰囲気を出しながら、実際には仕事があまり進まないような方法を選ぶことに慣れてしまうんです。
ところが、その反対に残業なんかするのは無能だからだ、なにかうまくいってないから残業なんかしなくちゃならないんだ、かわいそうに、という空気の会社だとこれがまったく逆になります。なんとかして、能率のいい仕事のしかたはないか、もっと合理的で儲かる仕事のしかたがないか、というふうに真剣に考えるようになります。このメンタリティーの差が決定的なんだろうと思うんです。
普段、効率の悪い仕事の仕方ばかり考えることに慣れている人が、いざ大事なしごとを効率よくやらなくてはならないという場面になったときに、突然考えを切り替えてがんばれるのか、というとそうはいかないんだろうと思います。ふだんから効率のよい仕事のしかたで短時間に集中して仕事をする癖がついているかどうかがとても大きいと思います。

第2に
企業が目指すことは効率よい利益が出る仕事の仕方、であって必ずしも売上の拡大や規模の拡大ではない、ということです。このおおもとを理解していないと、経営者自身も判断を間違います。
小さくても大きな利益が出る会社もあれば、大きくても赤字の会社もあります。特に大企業以外の企業が目指すべきことは規模の拡大や維持ではなく、利益率のいい・「儲かる会社」をいかに作るか、ということです。
残業をすることで、それだけ売上の額が増えることはまあまちがいないと思いますが、そのことによってはたして利益率はあがるのでしょうか。残業は残業手当がついてその分だけでも利益率は下がります。まして第一に指摘したようなメンタリティーの悪化があります。
残業をすることによって売上の規模はわずかにふえる一方、通常は利益率は下がってしまうんです。これではなにをやっているのかわかりませんね。だって、会社の目的は利益率をあげることであって、売上の額ををわずかに増やすことではないんですから。

これが残業を極力しないようにするべき、最大の理由だと思います。

さあ、このように理屈を整理をすると当たり前のようにも思えるお話ですが、実はこれを骨身にしみて理解するのは、なかなか簡単なことではありません。まずは実験的に残業を減らすことができるような地道な取り組みを始めていくよりないかと思います。でも、その先には必ず残業だらけの状態よりは「愉しい仕事のできる会社」という状態が待っていますので、ぜひ恐れずに取り組んでいただければと思います。そんなことを言っているiBは実はたいして儲かる会社にはなっていませんが、この12年間にわたって赤字は出していません。儲かるかわりに「愉しい仕事のしかた」「愉しい会社」を作ってきたと自負しています。世の中の会社がみんなiBみたいな考えになれば、ブラック企業なんてすぐにもなくなるし、政府の「働き方改革」もどんどんすすむと思います。そして、それはいつかAIやロボットが進化して、企業の効率が素晴らしくよくなって、多くの人が働かなくても暮らせるような理想の社会を作るときにも必要な考え方だと思っています。    
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2016年09月17日

仕事の愉しさ

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iBは愉しく働くことを目標にしています。

そう言うと、「そんなのはキレイごとだ!」
そう言われてしまうこともあります。

でも、iBは愉しく働くことを目標にし、本気でそうなるように努力しているのは事実です。例えば残業をしないこと、水曜午後の研究時間などを通じて自分の働き方を自分で決めるように習慣づけようとしているのも、その一環です。
やはり人間は自分が好きな、得意なことをやるのがなんと言っても一番愉しいのではないでしょうか。iBの技師たちはみんなバイクが大好きなので、そのエンジンの部品を加工できること自体が仕事が愉しい大きな理由になっているとも思います。


そうは言ってもまだ、仕事というのは「そもそも辛いこと・苦しいことを耐えてやることに意味がある」のであって、辛いのが当たり前だ、というような見方を変えることができない方もきっといらっしゃると思います。仕事が愉しいなどというのはたわ言だ、というわけです。
幸運なことにiBの仕事は「金属の機械加工」です。実はこの機械加工という仕事そのものが実は「愉しい作業だ」ということも見逃すことはできません。
これを読んでいる方ならきっとご経験があるでしょうが、バイクを弄っていると頻繁に部品を細工したくなるような事態が起こります。それが樹脂製やゴムなどの部品ならナイフやヤスリなどで一般の方でもなんとか加工することもできます。でもこれが鉄など金属でできた部品だとおいそれと加工することはできませんね。少し長すぎるボルト。崩れてしまったネジの穴。ほんのちょっと太すぎるシャフトの外径。そんな少し合わなかったり傷んだ部品が金属製ということになると、普通はどうすることもできません。

でももし、旋盤やボール盤・フライス盤などの機械があってそれを自由に操る技術があるとすれば、、、、。

iBで仕事をしていれば、そんなことは簡単にできます。それどころか、エンジン部品の中の非常な高精度を求められる仕上げ加工、例えばボーリングやプラトーホーニング、面研磨やシートカット、クランクの芯だしまでできてしまうのです。人にはできないことが自分には自由自在にできる。そして素材が形をとって有用な部品になっていく。この加工をすること自体が「愉しい」と言えることがiBの仕事の大きな特長だと思います。
特に例えば旋盤で物を削るとき、加工対象になるモノはモーターの力で回転していますが、刃物台を動かすのはハンドルを回す自らの腕や手の筋肉の力です。多くを一度に削ろう、あるいは硬い素材を削ろうとすると素材が抵抗をするんです。強い力が入りますし、グーリグリとした手応えがあります。ボール盤で深い穴あけをしていくと、キリコが閊えてくると力をいれてもドリルが進まなくなります。そして削られるモノがキリキリ悲鳴をあげることだってあります。一度ハンドルを戻してドリルを抜きキリコを排出してやると、またスっとドリルが進んでいきます。まさに自分の手の力でモノを削っている、という実感がそこにあります。技術を必要とするスポーツのようなものだと言ってもいいかもしれません。モノのカタチが変わって行く快感!がそこにあります。


コンピュータのついたNC旋盤やマシニングセンターではこの実感は薄くなりますが、一方工夫を凝らした段取りや加工の構想・プログラムが手削りではできないような高い精度や複雑な形状を作り出す喜びがあります。
そう、金属を加工することには基本的に素朴な喜びがあるんです。会社の経営方針や利益追求などが、その喜びを霞ませるようなことさえなければ、ですけどね〜。
そして、iBの場合にはその経営方針がまさに「働く愉しさ」を後押ししようとしています。

僕にはわかりませんが、必ずしも世の中の全ての仕事にこのような喜びがあるとは限らないのでしょう。ほんとうに辛いだけの仕事というのもあるのかもしれません。その点、iBの仕事はとても恵まれているのだと思います。
そして、その加工の成果としての部品の仕上がりを喜んでいただける多くのお客様がいらっしゃるということがなにより大事なことは言うまでもありません。お礼状をいただいたり、恐縮にも地元の美味しいものを送っていただいてしまったり、できあがったバイクを見せに来ていただいたり、それは僕たちのこの上ない喜びです。ほんとうにありがとうございます。

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こういったわけなので「iBが愉しい仕事の仕方を目指している」というのはほんとうのことで、建前やきれいごとに過ぎないとい言われるとしたらそれはちょっと心外です。本来愉しいはずの職人としての仕事を邪魔することのないように、かのアーツアンドクラフツ運動のウィリアム・モリスが目指したような労働の喜び・生きる喜びの表現であるような働きかたを技師それぞれが自由に追求できるような仕事のしかた。そんなことが、現代のこの日本で実現できないものかどうか。そういう実験にiBは挑戦しているのだ、と僕はそんなふうにiBの仕事について考えています。

どうか、これからも引き続きご声援をいただけますよう、
こころよりお願い致します。m(_ _)m

「エンジンで世界を笑顔に!」 



posted by sotaro at 18:48| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月13日

柱つき H2-ICBM(R)

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ご好評をいただいているH2-ICBM(R)!
今月も納品させていただきました。
しかもインテークポートに柱つき!

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この柱があることでピストンが踊らず、おまけに超高硬度のICBM(R)と相まって、極めて静かなエンジンがいつまでも続きます。
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鋳鉄だと完璧にボーリングしても、慣らしが終わらないうちからすぐにリング音が始まってしまうH1/H2。大パワーのための巨大なポートがその原因ですが、H1初期にはあった柱がH1後期そしてH2でもまったくなくなってしまったために、どうしてもリングがポートに飛び込み、ピストンが首を振って賑やかなエンジンになってしまいます。
モト・メンテナンス田口編集長にも大好評をいただいている柱つきH1-ICBM(R)につづいて、H2-ICBM(R)にも柱つきが実現しました。

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シリンダーに永遠のような永い寿命を与えるICBM(R)。
さらにピストンが首を振らないようになれば、クランクの寿命にもまた好影響が期待されます。
KAWASAKI トリプルのオーナーさんは、ぜひお試しください。きっとエンジンの静かさに驚かれることと思います!!
金額は3気筒分で30万円プラス税になります。よろしくお願い致します。



posted by sotaro at 23:18| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月31日

NSRシリンダー再メッキ、再開します!

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7月末の突然の連絡からちょうど1ヶ月、新規治具製作を特急で完成させて本日再開に漕ぎ着けました。

いままで通り価格なども変更いたしません。
(新規製作治具代はiBが泣きます。)
ウォータージャケットジョイントパイプ代・交換手数料込みで1気筒30,000円プラス税です。

メッキ品質・プラトーホーニング精度、全て含めてHONDA純正の品質です。特に柱の逃がしをHONDAの図面指示に従って正確にとれるところはiBの他にはありません。

別途柱のぼかしとポート面の磨き処理は1気筒2,400円プラス税で承ります。これも純正シリンダーの生産を担当していたiBならではの技術です。

また、同時にメッキ下までダメージの及んでいるシリンダーについてもiB得意のICBM(R)技術で再生可能です。

MC18のシリンダー(六角)はすでに入手ができませんね。
それもiBなら再生できます。こちらは費用が1気筒95,000円プラス税納期が1ヶ月になります。

NSRファンの皆様にはたいへんお待たせをし、またご心配並びに応援をいただきましたこと、感謝に堪えません。ありがとうございます。

NSR全機種(MC16/MC18('88-'89)/MC21/MC28)のクランクシャフト分解組立芯だしも合わせ、今後ともNSRファンのみなさまに喜んでいただけるよう頑張っていきたいと思います。

NSRシリンダーは信頼のiBヘ。

よろしくお願い致します! m(_ _)m
posted by sotaro at 14:22| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月30日

ご用命をお待ちしております!

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さて、夏休み明けの受注のご依頼もやっとなんとか峠を越えてきました。
今でしたら、そこまでお待たせしないで納品できそうです!あまりないチャンスですよ〜〜。(^。^)

ボーリング・ヘッド加工・クランクオーバーホールなど内燃機加工のご依頼をお待ちしてます!

よろしくお願い致します。m(_ _)m KKURUMI
posted by sotaro at 20:13| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月22日

iBの「世界観」

最近では「世界観」という言葉もわりと使い古され気味で、
「OOさんの新曲の世界観が素敵で、、、」などと安易に使われるようになっていますね。
それは、せいぜい「その曲の雰囲気が好きです」程度のことではないか。
「いったい、この曲のどこに世界観が表現されているというんだ!?」などとつまらないことに絡みたくなるほどです。(^o^)

ここで改めて「iBの世界観」について、なんて大風呂敷を広げているのはやはりiBがほんとうに真剣に考えていること(仕事の仕方)をちゃんと説明しようと思うと、そのベースになっていることを説明しないとわかっていただけないだろうと思うからです。
なんでiBは残業しないのか。なんでiBは人手不足と言われる中でも全然採用に困らないのか。そういう具体的なそれぞれの事実も実はiBが世界をどう見ているか、ということと深く関係があると思うんです。

ここまで、
1. 本来地球上にエネルギー問題は存在しない。    (太陽神信仰)
http://ibg.seesaa.net/article/161298414.html
世界を覆う最大の問題=エネルギーの問題がどうなるのか考えてみました。

2. 大量消費とは何か      キーワードは「量産効果」
http://ibg.seesaa.net/article/115557419.html
今の時代はどういう時代なのかを考えてみました。

3. 大量消費と民主主義
http://ibg.seesaa.net/article/115935735.html
その中で中小企業はどう振る舞えばいいのかを考えてみました。

4. 「楽観(ポジティブシンキング?)を手に入れる方法。」
http://ibg.seesaa.net/article/406380629.html
世界の未来について考えてみました。

人類の最大の問題であるエネルギーの問題が必然的に解決してしまう、また十分に解決可能だと考えられれば未来がだいぶ明るく見えてくるのではないでしょうか。また、このあとロボットや人工知能(AI)が革命的な進歩を遂げていくことが予想されています。そうなると、人は働かなくてもよくなる。(一方で人が働く口がなくなる、と心配してしまう人もいますね)
十分に人々が豊かになれば、戦争する必要も国境もなくなっていく。
僕はきっとそうなると思うんですが、ただ、どうやったらそんなに(一部の人でなく)みんなが豊かになるようにできるのか、を自分で思いつくことができないでいました。

実は僕は毎年武蔵野大学で春に学生さんたちに向けて「働くことの意味」を考えるような授業を4年ほどくりかえしやらせてもらっています。その中でも実は300年後には働かなくても暮らしていける豊かな世界ができるとおもうけど、そうなったときに「あなたは働きますか?」という問いかけをしてきました。結果に興味のある方もいると思うので記しますが、毎年半分くらいの学生さんが「それでも自分は働きたい」と答えます。半分は「それなら働かない」という答えです。
一度長野の少年刑務所でもこの話をしたんですが、その時はきれいに全員「働かない」ということでした。(^^;;;
まだ、大学生のほうが生きることに希望を持っているんですね。

そんな話をしながらも僕は無限の太陽エネルギーを利用して、機械やロボットやAIを駆使して人類は働かずして富を生み出せることは必ずできるようになる、とは考えられたものの、その富をどうやって分配するのかがどうもうまくイメージできないでいました。

一昨年トマ・ピケティーという人が「21世紀の資本論」という本を出して経済学書としては異例のヒットをしましたね。ものすごく分厚い本で、読むのは一苦労でしたがなんとか読みきりました。この本の内容をものすごく乱暴に一言で言うと例の「r(資本の収益率)>g(経済成長率)」ということを膨大なデータで検証したということですよね?これだと格差が広がっていってしまう。そこで世界的に資本への累進課税をして金持ちから税をとって分配しよう、という。
ただ、この対策には反論も多かったようですし、僕にも実現性は疑問でした。でも、やはり世界の人が格差を問題視していて、それをなんとかしようと思っているんだな、ということはこの本のヒットでとてもよくわかりました。

さて、そこへ出てきた(と言っても実はかなり歴史のある議論らしい)のが「ベーシック・インカム」です。
これは本当に素晴らしい考えにぼくには思えます。国民であれば誰にでも全員に基本的な収入を国が支払う、ということです。実現すればこんなにいい話はありませんよね。ところがこれができそうだって言うんです。

小学生の時に憲法の勉強をして、基本的人権というのがあってだれでも健康的で文化的な最低限の生活は保証されている、と学びました。ところが、これが書いてあるだけで「実は誰も保証してくれない」っていうのが現実でした。小学生の僕はほんとうにがっかりして、「なんだ、憲法なんてインチキじゃないか!」と思ったんです。だったら、9条だって信じられないし、義務教育なんて言って毎日学校に来させられるのもなしにしてほしい。ほんとにそう思いました。(^o^)

でも、ベーシック・インカムが実現したら、はじめて憲法の基本的人権がほんとうのことになるわけです。
誰もが働かなくても生きていける世界は、もしかしたら300年もかからずに実現できるのかもしれませんね。それでも100年くらいはかかるかな〜。

ベーシック・インカムについてはこのところ、たくさん本がでていますので、ぜひ読んでみることをお勧めします。
生活保証制度などとちがって、人々の労働意欲を削ぐこともありません。
年金機構のような無駄で怠惰な組織は解散できます。
働かなくても暮らせることになったら、ブラック企業なんてすぐになくなって
「iBのように」愉しく働くことを目指す会社ばかりになるでしょう。

おっと〜!! やっと、ここで話はiBにつながってきました!(^o^)

だいぶ大回りをしましたが、そんなわけでiBは愉しい仕事の仕方を目指して、
残業をやめたり、水曜研究日を作ったりしてる、その背景としての考え方はこういったことなんですね。

そして先日公開した「Sherpa vol.6 ICBM SPECIAL」の内容にもつながっています。
「大量生産・大量消費・大量廃棄の行き過ぎた世界をスローダウンして
旧いものをだいじにするような世界を造ることに、少しでも貢献していきたい!」
ぜひ、ご覧ください。
http://ibg.up.seesaa.net/image/sherpa_vol.6ICBM.pdf
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そして、こういう考え方がiBの活動テーマを造るうえでのベースになっていた、というわけなんです。(^^)

「エンジンで世界を笑顔に!」

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写真のiB Front Lady KKURUMIさんもiBで、受注業務のみならずPR活動にも積極的に参加して仕事を愉しんでくれているようですよ!! (^o^)





posted by sotaro at 07:00| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月18日

広報誌 "Sherpa" vol.6 完成公開です!

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今回はICBMRの商標登録を記念してICBMR特集です!

表紙と内容にもKKURUMIさんをフィーチュア。
かわいいiB FRONT LADYとのトークを通して、
単品製作・少量生産の価値や意義を説きおこしていきます。

重いですけど、ぜひ下記リンクからご覧ください!!
sherpa_vol.6ICBM.pdf
ご感想などいただけたら、最高に嬉しいです。
よろしくお願い致します。

posted by sotaro at 13:07| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月06日

創立63周年。

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おかげさまで(株)井上ボーリングは明日8月7日創業63周年の記念日を迎えます。

iBは今後とも内燃機技術の研鑚に努めるとともに、古いものを大事にする社会の深化、
バイク・クルマ文化の発展に寄与していきたいと願っています。

今後ともよろしくお願い致します。


---
なお、iBの夏季休業については以下の通りです。
8月11日 (木・山の日)から8月16日(火)まで6連休。
8月17日(水)から通常営業いたします。
posted by sotaro at 13:59| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする