
第一ライダーはイケダさん、いつも明るくエネルギッシュ。雨なんか吹き飛ばしてください!

変則(エンジンかけたまま)のル・マン式スタート。イケダさん、速い速い!!
スタートも素晴らしく全員をパスしてトップに立ちます!!凄い!
ところが一周を待たずにエンジントラブル。戻ってきません。このあと必死で修理してスタートしたものの、
トップから10周くらい遅れてほとんど最下位の102位まで順位が落ちます。
でも、ここから巻き返すぞ〜!!っとみんな元気。(^o^)

2番手ライダーの僕も、雨の中なのになぜか今回は気合いが入りました。
20番くらい順位を上げて3番手コバヤシくんへ。
さらにショウジくん、ヨコちゃんとどんどん順位を上げて最高位は25位くらいまであがりました。

ところが最終ライダーイチカワくんが転倒!最終コーナーで別のバイクに押し出されてグラベルへ。
戻って来たバイクをみんなで修理。みんな手際がいい!

復帰して激走するイチカワくん。
結果は総合33位くらいでしたか。クラス別では12位になりました。

左からGEN's#125、iB#18、エヌ・イー #25の仲良し3チーム。
凄かったのはGEN's Factoryチーム。もう後少しでゴールというところでクラストップを奪います。
ところがその後惜しくもエンジントラブルでストップ!結果はクラス6位でした。
でも、見事な成績です。

雨に佇むアリアちゃん。美しい。
雨の中のレース。たいへんだったけど、愉しかった。僕は今回、本当に走ってて愉しかったです。
それなりにタイムも出てたし、雨の中でも攻め続けることができました。それだけではありません。
というのも、、、、、、
なんとレース中にあのGENさんと僕が一緒に走る場面があったんです!!
走る前にもGEN'sチームの出走順を尋ねたりして、もしかしたら一緒になれるかなー、なんて思ってはいましたが、
その時点ではどうもタイミングが合わないようでした。
ところが、僕がほぼ1時間を走り終えようという頃、富士の長い直線の最後で僕を右から追い越して行く125番!
あ!GENさんチームだ。しかも、つなぎを見ると見慣れた派手な赤主体のあのツナギは、、「GENさんだあ!!」
これはたいへんだ!こりゃ、なにがなんでもついていかなきゃ!
僕はもう必死でスロットル全開!!
数年前、初めてサーキットへ見に行って以来、いつも表彰台を外さないガッツのある走りのあのGENさんと
とうとう僕は今同じサーキットを、ミニとは言えレースの本番の最中に一緒に走っている!!
なんということ。数年前なら絶対に考えられない事態です。僕はずーっとただの観客に過ぎなかったのに。
去年みんなに誘われてレースを始めたけど、まさか一緒のレースでライバルとして走っているなんて!
たぶん慌てた僕は第一コーナー立ち上がりレッドゾーンの12,000rpmを超えて13,000くらい回しちゃってました。(コバヤシくん、イチカワくん、ごめん。)(^^;;;
それでも、どういうわけかGENさんに僕が付いて行けてます。ウソだろ?!
コカコーラコーナーから高速コーナーへと。それほど遅れていない、いや、むしろ追いついている!
いつもは怖い高速コーナーも夢中だから怖くない!
ヘアピンはGENさんのラインをまねたら、スムーズに抜けた!そのあとの下りの直線でもやや差が詰まっている。
そしてシケインの右コーナー入り口で、GENさんが真後ろについてしまったのが意外にコーナーは遅いバイクでやむなくGENさん強めのブレーキング。
僕は思い切って右へ飛び込んで並んだ!GENさん左、遅いライダーが中、僕が一番右。
そこで、なんと僕が前へ出ちゃった!!ひょえ〜〜!!
いくつかのコーナーを上って行くあいだにやっぱりGENさんにかわされる。
でも、僕も必死で食らいついて行く。離れてたまるか〜〜〜!!!
最終コーナー出口から直線の立ちあがりではGENさんの方がはるかにうまい。速い!
僕はやや遅れたけど、全開につぐ全開、ビタ伏せ!!
直線の前半ではさらにやや離されてだめかとおもったのに、長い長いストレートをビッタリ伏せて我慢してると、あれ?!iB号の方がちょっとだけ速い。
高速が伸びる!!
ピット前をGENさんと僕がほぼ並んで通過。(この時ちらっと見ると僕にピットサインが。)
そのあとの直線後半でついに逆転!!!!!
ただ、それもほんの一瞬で1コーナーの進入、ここはやはり実力の差で、GENさんがサラア〜っと前に出てしまいます。(ああ!)
ここも僕だってがんばりたいけど、それは無理です。腕が違いすぎます。(^^;;;
そのあとも僕は必死で追いました。でも、数台のバイクが間にはいって、、、、、、、
やはりパスの仕方なんかはベテランGENさんとビギナーの僕では雲泥の差です。
GENさんの姿は雨でもやった視界の中、だんだんに小さくなっていく一方でした。
そして僕はピットイン。
ア〜〜〜〜愉しかった。ほんとによかった。最後の一周で一緒になれたなんて。なんというタイミング。
あと少し、なにかが僅かにずれていたら、一緒に走る事はできなかったでしょう。
あのGENさんと僕が、たとえたった一周とはいえ、「一緒にレースをした」んですから。
バトルをしたなんて、そんなんじゃありません。
でも、GENさんと僕はあのとき、確かに同じ空気を吸っていた、と思います。
富士スピードウェイの長い長いストレートの上を高速で流れる、少し湿っていたあの日の空気を。
GEN'sチームはあと4分のところで無念のエンジントラブルでしたが、それでも6位ですからねー。
立派なモンだと思います。
レースにはドラマがいっぱい!
やった!って叫んだり、がっかりしてシュ〜〜ン、、ってなったり。
でも、いいじゃないですか。それが嫌いだったらレースなんかしなけりゃ、いい。
たくさんの「やった!」とたくさんの「シュ〜〜ン、、、」それがあるからこそ、のレース。
そうですよね? (^o^)