大昔の人が見たら、きっとエンジンって魔法みたいですよね。
ガソリンに火をつけたら、条件によっては激しく爆発をする。
その爆発を筒の中に入れて、自分が思うようにコントロールする。
爆発から力を取り出して、その力でどんな駿馬よりも早く走り抜ける。
時には空を飛び、海を渡る。
強く爆発させたり、弱くしたり、一分間に何万回も爆発させたり。
そんな魔法のようなことを、今は毎日無数の人が当たり前のようにやっているわけです。
ただスロットルを少し動かすだけで!!
そんな魔法を現実のものにする、エンジン(内燃機関)という仕組み。
いちばんはじめは電子的な制御もなく、ただただ、箱や棒や筒や螺子などの機械的な組み合わせに
火花を飛ばすだけでそれをやってのけたわけですからねー。
ほんとに凄いと思います。
毎日エンジンのパーツに触れながら、こんなことを今更言うのもヘンなものですけどね。
それで、そのエンジンという仕組みを成り立たせるのに必要なのが、僕らが専門に
している金属を精密に機械で加工するという技術なんだなー、なんて思います。
自動車会社などがこのエンジンと言うすてきな魔法の仕組みを、今は一手に引き受けてしまっています。
その完成度があまりにも高いので、普通の人たちは自分がそんな凄い仕組みの上に乗っかって移動を
している事すら忘れてしまっているようにみえます。
それは凄いことだけど、かえって少し寂しいような、、、。
でも、ウチの会社をご利用いただくお客様たちは、そういう「普通の人たち」とは
ちょっと違うんですね、きっと。
爆発を操る魔法の世界に、心をときめかせるような感性を持った人たちなんでしょう。
僕たちが、これからもずっと、そういう人たちのお役に立っていくことができたらなあ、と思います。