2004年10月22日

エンジンって!

自分で古いバイクのエンジンをいじるようになって、感じる事があります。
大昔の人が見たら、きっとエンジンって魔法みたいですよね。

ガソリンに火をつけたら、条件によっては激しく爆発をする。
その爆発を筒の中に入れて、自分が思うようにコントロールする。
爆発から力を取り出して、その力でどんな駿馬よりも早く走り抜ける。
時には空を飛び、海を渡る。
強く爆発させたり、弱くしたり、一分間に何万回も爆発させたり。

そんな魔法のようなことを、今は毎日無数の人が当たり前のようにやっているわけです。
ただスロットルを少し動かすだけで!!


そんな魔法を現実のものにする、エンジン(内燃機関)という仕組み。
いちばんはじめは電子的な制御もなく、ただただ、箱や棒や筒や螺子などの機械的な組み合わせに
火花を飛ばすだけでそれをやってのけたわけですからねー。
ほんとに凄いと思います。

毎日エンジンのパーツに触れながら、こんなことを今更言うのもヘンなものですけどね。

それで、そのエンジンという仕組みを成り立たせるのに必要なのが、僕らが専門に
している金属を精密に機械で加工するという技術なんだなー、なんて思います。

自動車会社などがこのエンジンと言うすてきな魔法の仕組みを、今は一手に引き受けてしまっています。
その完成度があまりにも高いので、普通の人たちは自分がそんな凄い仕組みの上に乗っかって移動を
している事すら忘れてしまっているようにみえます。
それは凄いことだけど、かえって少し寂しいような、、、。

でも、ウチの会社をご利用いただくお客様たちは、そういう「普通の人たち」とは
ちょっと違うんですね、きっと。
爆発を操る魔法の世界に、心をときめかせるような感性を持った人たちなんでしょう。

僕たちが、これからもずっと、そういう人たちのお役に立っていくことができたらなあ、と思います。


posted by sotaro at 11:34| 埼玉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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