でも、燃料電池車って結局電気自動車じゃないですか!モーターで走るんですよね。
これはイヤですよねー、エンジンに関わって生きている僕らにしてみれば。
モーターって上から下までトルクが変わらないんですよね。それはいいことかもしれないけど、エンジンには「トルクバンド」があるからこそ、ギアボックスも必要でおもしろいのに、アクセルを踏んだら踏んだだけただ黙って走るクルマなんてつまんないよなー、と思うのは燃料電池車に乗った事のない人間の偏見にすぎないんでしょうか。
その点、BMWは偉いですね!
DrivingFuture(BMW)
BMWが考えてるのは水素エンジン。なんと同じエンジンでスイッチひとつでガソリンでも走れて、面白いのはバッテリーの代わりに燃料電池も積んでる、というクルマです。詳しくは上のHPを見ていただいた方がいいと思うんですが、これは応援したいですね。
あと、日本にも偉い会社がありました。
MAZDAです。
DrivingFuture (RX=8)
なんとRX-8にロータリー水素エンジンを積んでるんですね!
他にも日野とか、武蔵工業大学でも昔から研究してるらしいです。これがうまくいってくれれば、今のエンジンに近い形の原動機が今後も生き残ってくれるかもしれません。
まあ、日本の将来を考えると燃料電池の成功はとても大切なことなんでしょうけど、僕としては水素エンジンにもぜひがんばってもらいたいですね。
で、そんなことできるかどうかわかりませんけど、日本に水素スタンドなどのインフラが充実した暁には、ウチの会社では古い2ストバイクでもなんでも、水素エンジンに改修して、ずーっと乗れるようにしてあげるサービスを開発できたら!
なんて、そんなことまで実は考えてます。(^^)
みなさんは将来のエンジンについて、どんなふうにお考えですか?
ご意見があったら、ぜひコメントなどでお聞かせください。
水素エンジンはすでに実現しています。マツダでもBMWでも、最近ではフォードまで。コスト的にも燃料電池よりはいまのところ有利のようで、一時の燃料電池一辺倒からかなり水素エンジンは見直されてきているようです。
水を電気分解することはできるでしょうが、効率としてはとても間にあわないでしょうね。やはり水素はなんらかの方法で外から補給する必要があるだろうと思います。
ただいずれにしても水素スタンドなどのインフラが整わないことには話しになりません。その為には燃料電池車の普及などと平行して進んで行く以外にないのだろうと思います。
そうはいってもあと10年か15年もすれば、間違いなく水素社会は訪れるのではないかと思っています。
それは自動車だけではなく家庭用の燃料電池(東京ガスなどが一所懸命に普及を測っているようです。新しい首相官邸にも導入されたとか?)なども含めて国策として強力に推進されて行くのではないでしょうか。
このblogの水素バイクのカテゴリーを見ていただくと、参考になる部分もあると思います。(寄り道も多いですが(^^;;;;)