2023年12月06日

2スト水素バイクの技術解説 6

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ビッグニュースです!


このCAMPFIREでの水素バイクのプロジェククトを発見した水素吸蔵合金のメーカーの方がiB(株)井上ボーリングにご来社、なんと一番大きな吸蔵合金のキャニスター(ボンベ)をご提供いただけることになりました!
(定価36万円のものです。)
またiB で実験して水素がなくなったら、2日ほどで再吸蔵?してご支給いただけるというんです。これはありがたい。

メーカーさんは株式会社サイテムさんという石川県の会社でわざわざご来社いただき、水素バイクもみていただきました。

3.4リッターの148気圧のボンベに比べると、長さも直径もやや小さく1号機にはそのまま詰めます。おまけに内容量は約2倍くらいに増えそうです。

iBでは以前にもイワタニ様から水素吸蔵合金のご提供をいただき、一緒にエンジン始動実験をやらせてもらっていました。その時のキャニスターよりもずっとサイズが大きく、取り扱いがしやすい形状です。

いぜんの実験の時もエンジンで燃焼するような大量に発生させる使い方だとキャニスターが冷えてしまい、水素の発生がすくなくなってしまう現象が確認されていました。

実はiBの水素バイク開発で1号機での実験を切り上げて2号機に移行することを決めた最大の理由がこのことだったんです。1号機は空冷のTY250Sで2号機はガンマ125の水冷エンジンをベースにしています。
2号機ではエンジンで温まった冷却水で、このキャニスターを保温しようということを考えていました。これは空冷の1号機にはできないことだったんです。

これで2号機の開発がぐっと前進することになります。

あと、サイテムさんから教えていただいたことでいくつか特筆できることがありました。
1.吸蔵合金での水素の発生圧力は0.2Mpa程度(温度で変わる)
これはiBの水素バイクにはちょうど適切な圧力です。この発生圧力が低いおかげで、このキャニスターはたとえば宅配便で運送するこも問題がないのだそうです。
そこで将来的にはコンビニなどでも扱うことも可能です。そうなると例えば水素バイクで走っていてガス欠になったら、コンビニでキャニスターを買って積み替えればいい、ということになります。
これだと高額な水素ステーションなどはいらない、充電時間も必要ない!ということになりますよね。なんと夢があるお話しでしょうか。

2.水素バイクをやっているとしょっちゅう「水素脆性」があるからそんなのダメだ、っていう人がいるんですが、なんと0.2Mpaのような低圧では水素脆性など起こらない、と断言されていました。
これは嬉しい。iBではこのあたりの知見がなく、今までは回答にこまっていたことなんですが、これからは水素脆性についても胸を張って回答できますね。

ということで、今回のCAMPFIREのプロジェクトは思わぬ支援をいただくことになりました!ありがとうございます。

ますます開発に力をいれていきたいと思います。



posted by sotaro at 10:55| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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