2016年12月13日

H1/H2-ICBMR について解説します!

これはH1純正鋳鉄シリンダーの磨耗の状態の写真です。
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この写真はお客様からご依頼のH1シリンダーをご希望のピストンサイズまでボーリングしたところ、IN/EXの巨大なポートの上下が異常磨耗を起こしていて、削りきれないという状態の写真です。
これはINTAKEポートの下側の写真ですが、ピストンスカートがポートに飛び込むように上下するため、どうしてもポートの上下に強くスカートがあたって大きく磨耗してしまうことになります。
この場合もう1サイズ大きなピストンを用意してさらにボーリングをすることになってしまいます。
しかもせっかくきちっとクリアランスを出してボーリング・ホーニングしても、この磨耗がかなり早く発生してしまうと伺っています。
巨大なIN/EXポートを持つために大きなパワーが得られる反面、この異常磨耗が起きてしまうというのが、H1/H2などマッハに共通の特性ということで、オーナーのみなさまはスラップ音やリング音はやむを得ないものと割り切って乗ってらっしゃるということですね。
このマッハの残念な弱点を根本的に解決しようというのがiBのICBMR 技術を利用したH1/H2-ICBMR シリンダーです。
このあともこの試みについてお話しさせていただこうと思いますので、よろしくお願い致します。
posted by sotaro at 13:16| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | H1/H2-ICBMR | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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