中でもシリンダーは私達がもっとも得意としている加工アイテムです。永くシリンダーの製作に携わり、またその加工(ボーリング・ホーニング)にも特別の経験を積んできました。
「内燃機屋」の別名が「ボーリング屋」と言われるのも、内燃機加工のうちで最も代表的なものがシリンダーのボーリングそしてホーニングであったからだと思います。
シリンダー内では爆発が起り激しい摺動が行われて、長い間にはどうしても摩耗が進んでいきます。この摩耗を最小限にする方法はないものか。そしてそれでも摩耗してしまうシリンダーを何度でも生き返らせて永遠の命を与える事ができないか。それが、iBが考え続けてきた事です。
プラトーホーニングやWPC&モリブデンショットもそのための提案です。耐摩耗鋳鉄「ターカロイ」によるスリーブ製作も同じ目的でした。これらは 多くのかたに高い評価をいただけるようになりました。そして、iBはついに「理想の内径仕上げ」と言ってもいい、シリンダー内径仕上げの究極の手段を 発表しました。
それが「ICBM」です。
[ICBM]
= [I]noue boring [C]ylinder [B]ore finishing [M]ethod
シリンダーの内径から鋳鉄スリーブを削り落とし、アルミスリーブを製作・メッキ(プレーティング)をして圧入後、ダイヤモンド砥石でプラトーホーニング仕上げをし面研磨をします。この事で鋳鉄スリーブに比較して、摩耗が圧倒的に少なく、軽量で、放熱性がよく、滑りもいい理想的なシリンダー内径を造ることができます。また、将来的に再メッキや再スリーブ化にも対応して、ほんとうに永遠にお使いいただけるシリンダー再生のサービスをご提供したいと考えています。
iBは内燃機屋として、世の中に対してなにができるのかを考え続けてきました。
iBは、内燃機屋とは、技術の限りを尽くして旧いエンジンを生き返らせることに努め、使い捨ての世の中に抗って、旧いものを大事にする文化に貢献する存在でありたい、と考えています。
ICBMはシリンダー内径仕上げの最終手段であり、iBが到達したひとつの答えです。
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受信はよくても送信怪しい状況での書き込みデスゆえ
エンジンに限りませんがレシプロ方式では必須の技術ですから
レシプロ形式のものがある限り無くなりはしないんですが、
修理という面においては、使い捨てサイクルになってしまっために、
絶滅危惧業種になってしまっているのが実状です。
そんな中2ストでも4ストでもシリンダーのスリーブ制作で
内径部については再生可能なところまできているのは
良いんですが、クランクやカムのジャーナル部の
痛みが進んできた今、その部分への対応も必要であると思われます。
2ストで有れば大概軸受けがボールベアリングで
ベアリング交換ですみますが4ストはメタル受けですんで。
シリンダの削りだしネタも有りましたが、ヘッドの削り出しも
ありと思いますねぇ
メーカーを支えているのは中小零細、その力見せつけるのは
少量多品種生産だと思うんですよね。
最近Z1~Z2などのアルミ鋳物の状態があまりに悪くて、溶接では修理しきれず、アルミ鍛造材から削り出してやろうか!と検討を始めています。(^o^)