21世紀の現在、内燃機屋(ボーリング屋)というビジネスモデル自体が世の中全体ではすでに過去のものと思われている節があります。
絶滅危惧種などとも言われているくらいで、エンジンやクルマやバイクが使い捨てにされてしまう時代である21世紀にはそれもまあ仕方がないことかとも思います。
チューニング屋さんかと思われたり、バイク丸ごと持ち込むので修理を頼めるか、と訊かれたり。BBSを見ていただけるとわかるように、このようなお問い合わせがなくなることはないようです。
でもね、少なくとも20世紀のあいだ、あるいはエンジンというものが発明された当時はまさかエンジンを使い捨てにしてしまう時代が来る、などとは考えられていなかったと思うんです。
エンジンは修理していつまでも使うもの、だったんです。
その証拠に21世紀に入っても2006年まではバイクメーカー4社は「オーバーサイズピストン」を用意していました。その年に各社一斉にオーバーサイズピストンの供給をやめてしまいました。
(でも、ふざけたことに海外ではいまだに売ってるんですよ。日本のエンドユーザーはなめられているんですね。)
オーバーサイズピストンを入れる。そのためにボーリング・ホーニング加工をする。クランクが痛めば分解して部品を交換して組み立て直す。ヘッドもそうです。これがボーリング屋の本来の仕事であり、そのことでエンジンは新品と同等に、あるいはそれ以上にまた元気にスムーズに回るようになる。
だって、エンジンのシリンダーブロックのどこが痛むわけではない。激しく摺動せざるを得ない内径だけがわずかに0.1mmほど磨耗しただけで、他のどこも壊れていないエンジンをどうして捨てる必要があるんですか!
確かに日本は第2次世界大戦後にそういう量産志向の大量生産・大量消費・大量廃棄の社会システムを作り上げることによって、一時は「世界の工場」とまで呼ばれ世界2位の経済力を得るに至った、このことは否定のしようがありません。
でも、21世紀になって、世界中でそんなことをやってたら「もう地球が保たない!」っていうことにみんなが気付いているわけですよ。
それなのに、まだそんな使い捨ての文化にしがみついて経済成長しようっていったって、無理じゃないですか。地球環境が壊れちゃったら(人間が住みにくいほど環境を変えてしまったら)自分の国や自分の会社の利益ばかり追い求めても、どうにもならなくなるでしょう?
もうすこし視野を広げないと。
iBはたまたまかもしれませんが、62年前の創業のその時から傷んだエンジンを直して使うことを業としてきました。僕はこの会社を引き継いでしばらく経って、その価値に気づいたんです。
これこそ、21世紀に価値ある仕事じゃないか。
旧い20世紀の機械遺産とも言えるようなエンジンのついた乗り物をお客様と一緒になって、未来に残していく。
お客様にはオトナの魅力的な趣味として旧い乗り物を直すこと、またそれに乗ることを愉しんでいただけるように提案していく。
そのことがいつか、世界をほんのすこしペースダウンして、サステイナブルな世界を作ることにつながっていくんじゃないのか。iBの活動だけでそんなことはできないにしても、考え方を示すこと、未来への希望を示すことはできるんじゃないのか。
僕は本気でそんなことを考えて、毎日の仕事をしています。
たかがボーリング屋なのに。ははは。(^o^)
いろいろなPR活動もそれを伝えるためのものです。
僕が仕事を通じて一番に世界に向けて言いたことは、このことだと思います。


仰る通りです。
私たちもレシプロエンジンの水素化を目論み
やっと地熱発電所の建設まで漕ぎ着けました。
水素作る下準備出来ました。
化石燃料から水素を取り出すのではなく
水の電気分解でやります!
お借りしている地球に感謝しつつ
子供達にもう一つの道を
ウチの2スト水素バイクとは比べものになりませんね。
でも、ウチもソーラーパネルで電気を起こして電気分解で水素を造れたら、無料でバイクで走れるじゃん?なんていつかはやってみたいと思っていたんです。
どちらかで成果を拝見できるようだったら、教えてください。(^^)