少し色のちがう部分が見えますか?「柱の逃がし」と呼ばれている加工があります。
これはH社の高性能2ストシリンダーに特有の加工です。H社のシリンダー、特にレース用のものは
排気ポートを可能なかぎり大きくとるために、排気ポートが左右ふたつにわかれています。
このことによって2ストの排気ポートは直径の67%までと言われるポートの横幅方向の限界を超えた
大きなポートを実現しています。写真でも排気ポートが掃気ポートの上(手前)側で横方向に回り込んで
いるような形状がご覧いただけると思います。
そこで問題になるのが、2つの排気ポートの間に残った通称「柱」です。
ここが排気熱で熱膨張してピストン側にでっぱり、焼き付きの原因になるんですね。
それを避けるためにこの部分を熱膨張係数にしたがって、微妙に逃がす加工をやります。
これが「柱の逃がし加工」です。
その昔H社さんが2ストでレースに進出したあと、この部分の設計加工には苦労されたようなんですが、
関連のM社で2年にわたってトライした加工を当社は半年で加工可能にしてしまいました。
当初はNC旋盤でやりましたが、現在は他の穴加工等と一緒にマシニングセンターで仕上げてしまいます。
これができたおかげで当社は長い間H社さんのレース部門から2ストシリンダーを発注していただくことが
できたんですが、2ストシリンダーがなくなりつつある今、そんな話しも今は昔、ですね。
ですが、その当時からの技術の蓄積がありますから、当社ではこの加工を問題なくやることができます。
鋳鉄シリンダーはもちろんニカジルメッキ後の加工もおまかせください。
関連してポートの面取仕上げ加工についてもレース用を含めて対応できる技師がおります。
このポート面取加工だけでも何馬力もパワーに差がでるということで、ずいぶん厳しいご指導を
いただいたので、これについても自信を持ってお引きうけいたします。
どうぞ、ご利用ください。


排気ポートの真中に柱があればずいぶん広げることが出来ますね。
私のレーサーのRZRは柱が無いタイプですが、スリーブを作る時にこのような仕様でお願いすれば、柱があって大きい排気ポートにできるわけですね。
魅力的です。ポートの面取りで何馬力も違う!
今度、是非ご教授下さい(笑)
そうですね、チューニングの可能性はいろいろありますね。(^o^)
今度は6月みたいだから、いろいろやってみましょう!
チタンのコンロッドなんて、どうです?!
レギュレーションがどうか、知りませんけど(^^;;;;