2006年04月18日

日本の少子化について

突然ですが、「少子化」について考えてみました。

なんで日本が少子化してしまったんでしょうか。
いままで、多くの人がたくさん子供を持つことに悪いイメージを持っていたんだと思うんです。「貧乏人の子だくさん。」子供がたくさんいるなんて、昔の人、いなかの人みたい。新しい都会の家族は少ない子供を大事に育てて、高い教育をうけさせる、、、といったようなイメージ。
でも、僕はこれは変わっていくと思うんです。政府の対策とかでなくって。

考えてみれば、少ない家族がシアワセなのと大人数の大家族がみんなでシアワセなのとを比べて、どっちがリッチでしょうか。もちろん多いほうですよね。なのにどうして少ない人数のシアワセを最近(ここ数十年だけ)の日本人は選んでしまったのか。

いままでは、サラリーマン的な「標準家庭」という発想がありました。それだと、一定の収入に対して人数が少ない方が余裕がある、と考えられたんでしょう。

でも、時代が変わりました。いま善かれあしかれ格差が拡大する社会になってきていると思います。そうすると、収入が誰でもおおむね一定ということではなくて、リッチな人はどこまでもリッチになっていく。一方貧乏人はどこまでも貧乏になるかもしれない。そういう人たちにとっては、リッチであるにしてもないにしても、家族が多い事がリスクだなどとは考えないのではないでしょうか。リッチかどうかは収入の多寡によって決まるのであって、子供が多いかどうより収入の格差の方が大きい、ということにこれからはなるんじゃないでしょうか。

つまり、少子化・人口減社会というのは、実は「総中流社会」が招いた一面の弊害だったんだ!というのが僕の発見です。
もちろん、誰もが比較的そこそこに幸せな社会というのもけして悪くはないと思うんですが、見方によっては、変化がすくなく、息が詰まるようなところもちょっとあったんではないでしょうか。

変化が大きく、格差が広がる社会。それは厳しい社会かもしれないけど、可能性の大きな社会かもしれません。もちろん自分が貧乏になってしまう可能性が広がるのはうれしいことではありませんけれども、でも、どうも日本の福祉の状況はそれほどひどいものではないようですし、それどころか生活保護があまりにも行き届いているので、働ける人まで働くことをやめてしまう傾向すらあるなんていう話も耳にします。

僕は、これからの日本では、大人数でリッチでシアワセなファミリーのイメージモデルをみんなが描く事ができるようになる可能性があると思うんです。

はじめからリッチになることをあきらめてしまって子供をつくらないなんて、そんな生き方は情けない、というような感じ方だって生まれてくるかもしれません。

そして、「豊かだけれども寂しい」そんな日本のイメージを多くの日本人が嫌悪し始める。
その時、日本はまたまた変わるにちがいないと思うんです。

そうなれば、日本の少子化はきっと止まると思います。日本人は絶対にそんなにバカじゃない。
誰かの計算みたいに今の出生率が続けば、数百年後に日本の人口は一人になる、なんてそんなことは絶対に起こる訳はないと思っていました。でも、それでは少子化はどのようにして食い止められるのか。

それは政府の補助政策とかそんなことではなくて、上に書いたようなメカニズムが働くことによってなのではないか、と思い至ったんです。

どうでしょうか。
posted by sotaro at 15:55| 埼玉 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
お題の「少子化」について私はこう思います。
結論からいうと現代日本が平和だからです。
平和の時代が長く続き夫婦は生殖と子孫を残すことにに対して興味がなくなっただけの話しです。
識者達はそれを、住宅が狭いだ、給料が目減りしたからだなどと言っていますが、住まいが広い狭いなどウサギやネズミではないのです。
例えばかつても今もたぶん内紛が起きているイランやイラク、アフガニスタン、飢餓で悩むビヤフラやソマリヤなどの映像に沢山の子供達が映し出されています。爆弾や飢えの中でも人は子供を作りつづけています。
本能的にそうするのでしょう。
じつはこの考え3年程前に「少子、高齢化社会とユニバーサルデザイン」というテーマで横須賀市のシンクタンクで1年間共同研究した時、ある研究者がデータばかりを言って理由づけていたので、ちょっと言ってみたことばです。周りの人は唖然としていましたが、一人だけ建築家が握手を求めてきました。
さて、今を生きる私達は、井上さんの言うように「成熟した豊かな社会」を楽しめばいいのです。もっともっと。
私はこのように思います。
Posted by 芦名の石井 at 2006年04月21日 00:09
うぉー!!これは鋭い見識ですね。びっくりしました。
なるほどー、つまり、人間は危機的な状況にあるほうが、平穏な社会に生きるよりも、生殖に励む、ということなんですか?うーん、そうなのかもしれませんねー。
これは僕が言った、変化の激しい社会になったほうが子供は増える、ということとも少しは似た傾向がありますよね?
ま、いずれにしても少子化について僕らがあまり気に病む必要はなさそうですね。(^o^)
Posted by IB井上 at 2006年04月21日 06:34
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