2023年01月05日

仕事始め

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今日は今年の初顔合わせ。
仕事は昼でおしまいですが、ちょっと早めに11:00で仕事は切り上げて
みんなで今年の70周年のことを話し合いました。

昨年はMAKUAKEでの初のH2ビレットヘッドの資金調達にも成功、
このワークでは初の夜間無人加工にも成功しました。

これからもNCやMCを有効稼働させていきたいというようなこと。
もちろん伝統の内燃機加工もしっかりやりながらね。


そして、その先には、エンジン生産の終焉が時間の問題となった現代に、
内燃機屋として水素バイクを開発して、エンジンを未来に残すトライを
することは、やはり意義あることだろう。

具体的には随分以前に水素バイク2号機として準備していたガンマ125を
まずは整備しよう、ということになりました。

いよいよiBの創業70周年の年が始まりました。
そうは言っても誰もやらない2スト水素バイクなんて、一筋縄で行くはずがありません。
どうなることやら。

ま、でもそれも面白いじゃないですか!
やってみましょうよ。


posted by sotaro at 17:43| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年01月04日

前回の水素バイクは。

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iB チーフフロントKKURUMIさん。 「水素バイクの開発が成功しますように!」


もう一度、水素バイクに挑戦してみようとなると、その前に前回の水素バイクはなんだったのか総括してみる必要はあるでしょうね。
多くの雑誌やBSの番組、そして地上波WBSのトレンドたまごのコーナーでも紹介されたiBの水素バイクですが、
性能的には十分フツーのオートバイらしく走行することができました。

ただ、航続時間が10分程度(走り方で大きく変わります。)と実用にするには不満なものでした。
でも、現在水素ステーションで供給されているという800気圧の水素と10L程度のタンクが使えれば、航続距離は一気に4〜5時間に伸びる計算です。
エンジンそのものの性能というよりは水素を搭載する方法の問題です。
こちらは近い将来解決される可能性が高いです。TOYOTAさんも汎用の水素カートリッジを開発・発表していますね。

エンジンのほうもまったく問題がなかったかと言うと、水素特有の不正爆発を完全には抑えることができませんでした。
クランクケース内で時折不正爆発が起こるんです。今回この問題を完全に解決できる方法を考えつきました。

ここではっきりとさせておきたいのは、前回の水素バイクの開発には開始前からはっきりとした目標があったことです。
それは
「水素エンジンの開発が可能であり容易であることを証明してみせる。」ということでした。
いっさい特許などを申請することもなく、むしろ追従者が現れることを期待していました。
開発の過程は常にblogで公開していました。
もとよりiBに水素バイクを開発して量産・販売するというようなことなどできるはずもありません。
どこかの大手メーカーに取り組んでもらいたかったんです。

第一次水素バイクプロジェクトはiBの技術や夢、存在をアピールする「アートプロジェクト」でした。
この目標については完全に達成した、と考えています。

それではこれから始める「第二次水素バイク」プロジェクトは何を目指すのでしょう。
折しも世の中はバイクブームを迎えていて、また一方でエンジン生産の終焉が現実のタイムテーブルに乗った時代です。
前回とは随分世相が様変わりしています。

特にヴィンテージモーターサイクルの高騰という事態も、我々の業界にとっては大きな変化です。

まだ思い付いたばかりで目標を確定するところまではいきませんが、このような情勢を受けて、
やはりiBとしては新しい水素バイクを量産・販売するというようなことではなく、
旧いバイクを水素バイク化する技術を目指すということになるのではないかと思います。

内燃機関の乗り物が作られない時代になるまでに、旧いエンジンを水素化して延命する技術を開発しておく。
これには重要な意味があると思います。

いつまでもエンジンに跨って走る喜びが絶えることがないように。
たとえガソリンが供給されない時代になったとしても。

いかがでしょうか。






posted by sotaro at 08:36| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 水素バイク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年01月03日

70周年記念に「水素バイク」

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今年はiB(株)井上ボーリングの創業70周年の年なんです。
記念日は八月七日。

何かやりたいとは思います。
一つにはこの機会に本を出してみたいな〜、などと考えていました。
PR活動の一環にもなりますしね。
記念パーティーというのはどうも社長の自己満足に終わりそうなので、やりたくありません。

ただ、暮になって一つアイディアが出てきたんです。
新しい形式の2スト水素エンジンの構想を思い付いてしまいました。
まずはガソリンで動かしてみますが、「煙が出ない2ストエンジン」になります。
水素化するのも(以前もやっているので)カンタンにできると思います。

パーティーや出版で何百万円も使うより、どうせならそのお金で水素エンジンが開発できれば
結果的にそれはPRにもなるのではないでしょうか。

以前水素バイクを作った時も多くの雑誌やテレビが取材に来てくれました。
一般の方のエンジンがなくなってしまうことに対する危機感はあの時よりも今の方がよほど強いので、
あの時以上に関心を呼ぶ(バズる?)可能性もあるように思います。

それに内燃機屋が取り組むべきテーマとして、極めて妥当ですよね?
SDGsにも貢献できて、エンジン屋としてエンジンを未来に残すためのトライになります。
それでいて、どういうわけか誰もやったことのない取り組みです。

今になって「2スト」でやろう、それもオートバイでやろうなんて、きっと誰も思わないんでしょうね。
でも理論的には「必ずできる」と僕は思います。

内燃機屋が70周年を記念して、「水素バイク」を作る。

どうでしょう。新年の抱負としては、なかなか秀逸ではないですか?(^o^)
まさに

「老舗。
  なのに最先端!」   でしょ。





posted by sotaro at 14:20| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 水素バイク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年01月02日

blogは長文を書くための場所。

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iB Lady あやさん。川越の町で。 photo by Tomonari Nibe
(今年は新年の挨拶は事情で控えさせていただいています。)

いまは毎日Facebookに投稿していますが、昔はblogでしたね。

最近は長い文章を読む人は少なくなってしまったということらしいですね。
自分も確かに長文を読み飛ばすことが増えています。
新聞も見出しと結論だけを拾い読みします。
だって、それで何が書いてあるかわかっちゃうんだもん。

事実を確認するだけ。

面白いことが書いてない文章はそれでいいと思います。

ということは、もちろん僕が書いた文章がつまらなければ読み飛ばしてください、ということです。
それでいいですよね。

特にSNSでは長文は読まれない、ということなので、
このblogは逆に長文を書く場所という位置付けです。
(この程度の文でもSNSでは長すぎるらしい。)

僕は文章を書くのは好きですね。面倒だとは思いません。
Youtubeもいいけど、なんか格調がないですよね。
つまらない動画は文章以上に退屈な気がします。

どうせ、読み飛ばすなら文章のほうが簡単にできる。
読み飛ばしながらも、ちょっと目に入る漢字でなんとなく内容がわかる。
動画だと飛ばすのも面倒くさいでしょ。ボタンを押さなくちゃならない。
倍速だってまどろっこしい。

文章なら、目を飛ばすだけ。

今もこの文を書き始める当初はこんなことを書く気ではなかったんです。
でも、文章を書きながら考えると、考えが進むしまとまります。
そしてそれがカタチになって残ります。
この「残る感じ」がblogのいいところですね。やっぱり「ログ」なんですね。

読み飛ばされない、面白い文章を書きたいものです。
posted by sotaro at 10:17| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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