2019年07月23日

『2ストロークエンジンの基本的原理に基づくモダナイズ提案としてのポートの柱』

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こちらは先日もご紹介したRD400のポートの写真なんですが、ご覧のようにオリジナルにはない「柱」がIN/EXのポートに立っています。

iBでは特に支障がない限り、IN/EXのポートに柱をたてることを強くオススメしています。柱がたった分だけポート面積が小さくならないように横方向に少しだけポートを広げ、ポート面積を確保します。

なぜ、柱があったほうがいいのか。

iBではこれ、多くの2ストロークエンジンの「根本的な欠陥に対する対策」としてご提案しているものです。

なにかと言うと、レシプロエンジンというものは混合気の爆発による膨張をピストンで受け止めてそれをクランクで回転に変える、という仕組みです。
そのとき、ピストンの動く方向を規定して根本的に重要な役割を果たしているのが、シリンダーです。その際、特にクランク軸に直角の方向に(多くのエンジンではバイクの前後方向に)ピストンが暴れようとするのをシリンダーが受け止めている、というのがレシプロエンジンの基本的な構造ですよね。

それなのに!

その前後の最もピストンの大きな力を受け止めるべき大事なところに2ストロークエンジンでは大きな孔を明けてしまったわけです。
なんということでしょう‼️ わはは(^o^)

歴史のはじめの方の2ストエンジンでは結構ポートが斜めにあいているものがあります。おそらくこのあたりのことを考えて、力のかかる真っ正面を避けたのではないかと思いますが、その後、特に多気筒のエンジンになるとキャブやエキパイの配置の関係から、真正面の前後に大孔をあけるポート配置が定着してしまったのではないでしょうか。

そして、2ストエンジンでパワーを上げようとすればするほど大きなポートが必要になってきたとき、結果としてピストンのスカート部やピストンリングが盛大にポートに飛び込むことになってしまったのです。

その傾向の最たるものが、H1/H2やYAMAHAのDT-1あたりのエンジンのポート上下の異常磨耗、それにジャンジャン(リング音)・キンキン(ピストンスラップ音)とうるさく短寿命のエンジンなのだと思います。
これじゃあ、エンジンが持たない、焼きつきやすいのも当然ですよね⁉️ (;_;)

そこで、最も力のかかるその部分に力を受けられるように柱を立てる、というのは2ストエンジンのモダナイズ(最新化)の手法として極めて真っ当な方法ではないかとiBでは考えていますが、いかがでしょうか。(^o^)

これにはスリーブ製作の技術やEXポートの柱の逃し技術など、いろいろとやっかいな手間がかかることではあるんですが、iBではICBMの場合、なんと柱がなしでも柱を立てても同じ金額でアルミメッキスリーブ化をお引き受けしています!
2スト1気筒10万円というのが基本価格です。

iBでは超長寿命のICBMと摩耗しないセンターシールLABYRIという二つの「永遠」を目指す技術で2ストロークエンジンが持つ根本的な欠陥を改善し、4ストロークに負けない耐久性を実現することで、2ストロークエンジンの「復権」を果たすことができないものか、と夢見ているんです。(^o^)

ぜひ、このあたりのiBの心意気をご理解いただいて、ICBMのご用命をいただければとこころより願っています。m(_ _)m
posted by sotaro at 11:04| 埼玉 ☔| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする