
写真はGT550クランクシャフトです。
今年になって急にSUZUKIさんの部品供給がいくつもの機種で滞っています。
あのGT380やガンマなどでも手に入らないものが出てきました。
他の会社に比べて、極めて部品供給がよかったSUZUKIさんですが、どうしたことでしょう。
KAWASAKIさんがリバイバルヘッドを出し、HONDAさんがNSRの部品を再供給しはじめたりしている世の中の動きに逆行するようなこの事態。
今のところ、ある程度部品は確保していますが、このような状態が続くと先々はどうなっていくか、心配なところです。やれやれ。
部品供給再開の動きがあると言っても、まだまだホンの一部ですしね。
パテック・フィリップという時計ブランドがあります。
リンク先の記事の下の方にもありますが、ここは自社製品の
永久修理を謳っています。
https://www.webchronos.net/features/37038/----
パテック フィリップのすべての腕時計は、オーバーホールや修復、修理が永久保証されている。
所有する時計がどんなに古いモデルであっても、また所有者が何世代変わっても、変わらないアフターサービスを約束しているのだ。
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このことによってパテックがそのブランド価値を高めたことは有名です。部品が既にない旧いものでも、新たに部品を作り出しても必ず修理してくれる、というんですね。
有料で時には数百万円もかかることもあるとはいえ、それでもかならず直すというのはやはりすごいと思います。
バイクメーカーでもそういうところが現れたらいいのに、と思いますが、無理なんでしょうね。(^^;;;;
でも、バイクメーカーさんが部品を供給してくれない。
そう嘆いていても仕方がありません。
【ICBM 「永久無償修理制度」】
例えば自分が大好きなBULTACOなんて、もう四半世紀以上前にメーカーがなくなっているのに、イギリスやアメリカにメールで頼めばどんな部品でもすぐに入手できます。好きな人達や専門のショップさんがいて旧い部品を集めたり、無いものは作ってしまって供給してくれるからです。
日本の僕たちも負けてはいられない。日本車の修理は僕たちがなんとかしなくては。

それに第一iBとしては、まずは自分のところの製品や技術についてだけでも、責任を持つ必要があるのではないか。人の会社をとやかく言う前にまずは自分の襟を正そう。そう思います。
そこで【ICBM 「永久無償修理制度」】をいよいよ始めようと思います。

昨日発売のHeritage&Legends誌にこんな広告が載っているはずなんです。
一般にはどんな工業製品でも「無償で永久に修理します!」なんていう販売方法はあり得ないのではないでしょうか。
まさにiBのやろうとしていることは「非常識」ですよね。
でも、iBは真剣にICBMについて考え抜いて、この発表をすることにしました。リスクを伴うチャレンジですが、もちろん勝算はあります。
* 最大の理由は「ICBMがほんとうに減らない」からです。
万が一、正常な使用状態で磨耗限度を超える磨耗が発生したら、シリンダーを送っていただければ無償でメッキをしなおします。
(ただしセッティング不良による焼き付きや異物の噛み込みによる傷は対象外です。これは傷の状態で容易に判別が可能です。)
過去にお納めしたすべての方にも、この制度開始のご連絡をいたします。現在無償修理の対象であることを証明するカードを制作していますので、出来次第郵送いたします。
これから納品する分にもICBMカードを添付いたします。
旧いオートバイを末長く愉しんででいただくためのこのiBの「思い切った試み」をiBファンのみなさまにもぜひ応援いただきたく、よろしくお願い致します。
ICBMのご用命をお待ちしております。
posted by sotaro at 08:52| 埼玉 ☔|
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